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ドワーフ街のバーテンさん。  作者: ほうとう。
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回によって文字数に差がある罠


「メイちゃん、ビール2杯頼む」

「はーい。おまちくださーい」

サチBARマスターのメイです。

夜も更けて人が一番の混んでいる時間帯を越えた頃(といってもカウンター席全部埋まるこたほとんどない)、来店してくれたのは獣人族でステンドグラス職人のティーガさん。虎要素がお顔含めて7割な人型もふもふさんです。虎なのに繊細な作品をつくる御方です。うちの店のメインランプもねー彼の作品なのー。蝶が飛ぶ花木をイメージしたランプでねー、すんごい繊細なのーじっまーん。こほん。

かつてガラス職人の街ヴェネチアでは栄養補給のために仕事中でもビールを呑めたというが、申し訳ないがウチの酒は外に出せないがこうやって仕事終わりに顔を出してくれる。ただ珍しく同伴者がいるようだ。

初めてなのかティーガさんの影になってる位置にいるその人はどうも周囲をきょろきょろ見渡している。まま、奥へどーぞ?

「おいティーガ、ここはなんだな?」

「酒場だよ。ちょっと、いやだいぶ変わっているがね」

この世界にあって変な店であることは今更否定しない。

一応注文があればごはんも出すけどメインはあくまで酒だ。

ただ店主である私に聞かないあたりヘタレ臭はするなぁ。

ズカズカ入ってくるティーガさんの後をそのヘタレさんはそろりとついてくる。

熊だった。熊の獣人さん。ティーガさんとは違い、要素は50パーセントくらいか。耳と腕の毛以外、基本的には人に近い顔立ちだが鼻先がケモってる。

蜂蜜酒ミードの方がよかったかしらん?あ、うちのはいあいあ補正つかないですよ。ほいほいラガーおまちぃ。本日のおつまみはクルミの黒糖和えなのですよ。カラメル状にした黒糖にクルミを和えたもの。これにきなこまぶした奴が食べたい。簡単、止まらん、カロリー万歳だけど美味いんだ。大豆がないからできないけど。

「味は保証する。とにかく乾杯だ」

「お、おぅ」

ガラスのゴブレットがカチンとぶつかる音がする。

うんうん、よい音だ。もちろんその後の飲み干す音も。

ぷはーってなリアクションされれば杜氏兼バーテンとしては鼻高々ですな。

「旨いんだな」

「だろ」

自分のことのようにニヤリと笑うティーガさん。

「冷たいエールがこんな旨いものなんだとは」

「エールじゃねぇって。怒られるぞ」

「ひとぎきのわるいー」

熊聞きだろうかこの場合。

おこりゃーしませんよ。許可もらえば語るくらいです。

「うん?そういえばさっきラガーといっていたんだな」

「エールに近い製法ですけどちょっと違うんですよ。語れば酒がぬるくなってまずくなるまで口を回す自信がありますがどうします?」

「聞いたところでどうにもならなさそうなんだな。遠慮しておくんだな」

あら残念。っていうかティーガさん笑っとるがな。

まぁ私に酒語らせたらなっがいの知ってるもんなぁ。

「さて、とりあえずの1杯といったところですが、次どうします?ティーガさんはラムでいいんですよね?」

一通りの種類(といってもブランドがあるわけじゃないし一人でつくってるからそんな数はないんだが)を口にした常連さんは大概自分の酒を決めていつも注文してくる。中にはカクテルの方にハマっていろいろ注文してくれる人もいるけど。ティーガさんも例に漏れず一辺倒タイプだったはず。だが今日はちょっと違うらしい。もっふりした手をひらひらと振ってちらりとお隣さんをみる。

「あ、いや。今日は先にちょっとメイに頼みごとがあるんだ」

「頼みごとですか?」

なんざんしょ。氷ほしいのかな。シロクマじゃないから違うか。

ふつうに頼むんだったら別に酒飲まない理由にはならないと思うけど。

こっちは構えているがはなしがそっから動かない。

どうやら熊さんがいわなきゃならんというのがティーガさんの考えのようだ。

しかしちょいちょいとつついて話を促しているが熊さんはしどろもどろといった感じだ。もっさりしたおっさんと思うと、若干うざい。

「あー、うん。やっぱティーガさん呑まないですか?」

「うん。なんかこう義理とか礼儀とか面倒になってきた」

そもそも頼みごとは彼ではない。私はさっさとティーガさん用にラムをグラスに注いだ。オールドファッショングラスでオンザロック、ひとつまみのレモンピールが彼のお気に入りスタイルとなる。

サトウキビからつくる蒸留酒であるラムは実のところ(元の)世界最大消費量を誇る。なぜか。お菓子に使うからだ。自分が作れるのは色んな意味で(熟成とか)ホワイトラムが限界なんだけどこれが一般化すればお菓子にも革命を起こせる、と思うんだけどなー。

「お待たせしました」

「ありがとう、メイ」

ぽりぽりとクルミをかじりながら受け取るティーガさん。

時々口を開いては黙り込むツレにもぽいっと放り込む。餌付けか。

基本的に黒糖と原料が同じだから多分合うと思うんだけどいかがかしら。

うーん、それにして縮こまってももそもそしてる熊って怖いな。申し訳ないが。そういや名前もわからんわこの人。私熊っていったらアレ何だよ、検索するな案件が出てくるんだよ。透明な嵐の方じゃなくって。黄色い奴はぬいぐるみだしな。

うーん、どうしたものか。挨拶か。まずは挨拶が基本か。

「えっと、このサチBAR主のメイと申します。ティーガさんと懇意にさせていただいてます」

あとなんだ。なんか英語の例文みたいになっちったぞ。

「あぁ、うん」

――会話成立しないぞとSOSをティーガさんに目線として向ける。

返事はない。ただの呑兵衛のようだ。

「あの、うちの店でなにか?申し訳ありませんがここで呑む以外の取引は現在お約束できないのですが」

主に実家の地盤づくりでな!盤石なくせにな!

一応半分くらいは保護も目的なんだけど。

「え、あ、いや。その」

熊って車よか早いんじゃなかったっけなぁと思いながらもたもたしてるその様子を見守る。

なんかポケットからメモだろうか?出してきてぺらぺらしている。熊のでかいもふもふ手がちまちま動く様はずいぶんコミカルだがなんじゃらほい。

「あぁあった。さんぐりあという飲み物を教えていただきたくて」

「はぁ、サングリア」

予想外といえば、そうだ。

ワインにいろいろ季節の果物をぶち込むだけの簡単カクテル。味をなじませるために数日置くのが理想だけど冷凍フルーツ使うと早いよ。梅酒もこの方法で熟成しやすくなる。あれそうなるとカクテル?

決まった味付けがあるわけじゃないし、見た目もおもしろいから大きなカップで出ればなにが入っているか一目瞭然の筈なんだが。

いや、ワイン?ワインはいわずとしれた貴族の飲み物だ。

とはいってもここの世界だと管理が甘いもんだから基本的にヌーボーが主流。

フレッシュな味だからサングリアも合うし呑むのに年齢制限のないこちらの世界でもお子さまに呑みやすいと提案した、私が。あの時は姉様にだったな確か。ワインが渋いと飯、おっと食事の時に言い出して、私がキッチンに提案して――で。お茶会イベントかなんかで話題になったんだっけか。いやぁあん時は氷の器とか創らされたなー。そのサングリア。さっきもいったが作り方は単純で必須なものなど決まっていない。

「フルーツでもハーブでも好みでワインにポイポイ入れて3日から一週間くらいふたして放置すれば完成ですよ。特別なことは一つもありません」

別にワインだけじゃなくてもできるけど。

「そんな簡単に?」

露骨に驚かれると困るんだが、みたことどころかもしかして呑んだことないんかこの熊さん。いや貴族の飲み物を聞いてくるってどういう立場なのか。てかまだ名乗っていねぇなぁ。

「おいブルイン、お前いくらなんでも失礼だろう。名乗ってすらいないぞ」

飲兵衛虎が声をかける。

こういう「対応が下手な彼」をよく知っている様子に若干イラッとするな。

巻き込まれているこちらは見事にいい迷惑じゃないか。

「あぁ失礼し、ました」

熊はどこぞの貴族の料理長だと名乗った。

敬語ならさっきまでの随分裸が似合う口調は引っ込むらしい。レシピ一つで敬意を払うと決められたと察して心中複雑だがツッこんでも仕方ないところだろう。

どうも宅のお姫様がどうやらどこぞで呑んできたサングリアを再現しろと命令されたらしい。こりゃ確かに困るだろう。おいしかったからってだけでどうにかなるものじゃない。

「フルーツの味がするワインといわれましてもワインはそもそもフルーツであるので」

せやな。頭かったいな熊。

その時点でオレンジジュースでも混ぜてりゃよかったのに。

「まぁ大体柑橘系とベリー系いれれば安定ですね」

無難ともいう。

「しかし数日かかるとなると」

「んじゃぁパンチでもしますか」

反応に急ぎらしいと察してついつい提案。

なんですかそれはと食い気味にくる熊怖い。

どうやら娘さん、おいしかったドリンクを妹の誕生日に再現したくてのおねだりだったご様子。ならちゃんとレシピを聞いてこいよと思うんだが「なんでもは知らない、知ってることだけ」っていうことが想像できる年ではなかったらしい。

聞いたこともそれこそ呑んだこともないワインなんてどうしていいのかわからない。

それこそ聞きにいけばいいのだが、貴族がそのお茶会の場でレシピをほしがるのはよくっても使用人が直接そこいっておせーてくださいとは許されないのが貴族社会。謎。そして迷惑。

そこで古馴染みが最近自分たちの街に変わった酒場ができたといってたのを思い出したのはもう藁にもすがる思いだったのだろう。すごい引きだというべきか。

さて。パンチは「5種類の材料」を本来の由来とされている。まぁあくまで由来で決まりではないのでこの一言に対してスタンダードレシピだけで70越えるらしいけど。さすがに全部知らないぞ、と。

「砂糖とワイン、レモンジュース。あとはオレンジキュラソーと炭酸、が王道か。ボルドーってわけにはいかないもんなぁ」

「たんさん?ぼるど?」

「いやなんでもないです」

うちじゃワインは取り扱ってないのよ。それこそ貴族にいちゃもんつけられたくないし。そういうわけでワインの研究は後回しにしているのでサングリアの仕込みもーーあ。してたわ。

「とりあえずサングリアについてはワインじゃないタイプのがひとつあるので味見てください。その間にパンチもつくりますから」

基本大人数用ウェルカムドリンクの類だ。まぁ持ち帰らせて使用人が味見してもいいだろう。今回つかうのはワインじゃなくって蜂蜜酒だけどな。白ワインに近い香りだからまぁいいだろう。

「メイちゃん、俺もそのさんぐりあー」

「よーろこんでー」

というわけで蜂蜜酒サングリア。蜂蜜酒自体は簡単、ローコス、おいしい、世界最古ともいわれている(向こうでは、だが)白ワインに似た香りと甘い香りが特徴の酒だ。まぁ実際水に蜂蜜入れて放置が基本だものな。一般家庭に広まるわけだ。イーストを入れると発酵早いよ。いうまでもなくできるけど密造酒です。あっぶなーい。まぁこの世界なら合法合法。

足下にある小型氷室でがっつり冷やしたこちらはキウイ・ベリー・ミント入りのと、柑橘類2、3種をぶちこんだ2パターンをご用意。味見だからウィスキーストレートグラスで出すよ。なめる程度でいいよね?

「これが」

「ワインじゃなくて蜂蜜酒ですけどね」

「家庭酒で?」

ワインより失敗しないと思うけどねぇ。

「しかしなぜすでにここにあるんですか?貴族の最先端と聞くのに」

「まぁ蛇の道は蛇ってやつでして」

その頭部分がここなんだけどな。

なんか神酒にでも口を付けるみたいにソロリソロリとグラスをクチに寄せる熊。

その脇で虎は味わうってなに?とばかりにかぱーと呑んでいる。普段口にしているのと度数が全然違うから本当にジュースみたいな感じはするだろうちょっと物足りなさそうだ。アルコールなんて概念そのものが微妙だから口当たりのいいままに呑んでいるんだろーけど、意外と回るぞ?

反面で食い物のプロやってる熊は吟味し、そして味わうことに心血を注いでいる。

先人に習って置いた漬け込みようの瓶と味を比較してなるほどなるほどと何度もうなづく様はプロっぽい。スイッチはいると俄然張り切るタイプですねわかります。

今の内にポンチの方作るか。

本来は炭酸だけど考えてみたら炭酸作れるのは今のところ「自分だけ」だった。失敬失敬。どっかに天然がわいているかもしれないが。ちなみにまだシャンパン、もといスパークリングワインもできてない。あれができたのも事故みたいなもんだったという。日本だと一時期一緒くたにされていたシャンパンはシャンパーニュ地方で決められた品種と伝統的製法から作られたスパークリングワインだけが名乗れる。どんぺりとかもえしゃんとかぼらんじぇとか。

聖書上人類最古となる発泡のないワインはスティルワインというそうだ。

さて、そんじゃ紅茶使うかなー。といってもこちらも発展途上、ただ乾燥させただけの白茶がメインだ。さっぱりしておいしいけど緑茶恋しいです。こっちはグレードで貴族も市民も親しんでいる感じかなー。

濃いめにお茶を煮出して、カップに氷入れて、蜂蜜酒用意して、レモンジュースとフルーツ選んで、ミントも入れて。

なにせ私が作った酒の購入は実家を通してもらうことになる。平民組ならばともかく、貴族関係者にこっそり売った日には大惨事だ。実家の儲けの話ではない。こぞって例外を求めて私の店が焼け野原になりかねない意味で。貴族ってのはそういうもんなのだ。芽をすべて摘み取る危険さを理解できない故に領地で嫌われるのである。もちろん一部だが。うちは多分きっとメイビー比較的好かれて、るんじゃないかな?

「さっきとはレシピを変更しますね」

「それは」

「ブルインさんが自分のレシピを完成させようと思ったら容易に手に入るものじゃないとと思いまして」

まぁ酒は売るなっていわれただけだから別に炭酸は売ってもいいかもしれないけど面倒だし。通われたらやっかいだもんね。呑ませる前に気付いてよかった。ティーポンチもおいしいから大丈夫!

「あぁブルイン、先に行っておくがこの店はお前の主より高い身分の後ろ盾がある。変な期待はするなよ」

「上?」

ある意味事の発端の虎がゲラゲッラ笑う。釘を打たれた熊はうろんげに私をみる。まぁどこの爵位かわからんが実家に勝てるのは実質陛下ん家くらいだろうしなぁ。

「というわけでティーポンチです。味がなじんでいないですけどまま一口」

「え、えぇ」

脅されたりもてなされたり複雑そうな熊にそっと差し出すおいしいもの。もちろんサイズはブランデーグラスです。あーはいはい、ティーガさんもね。どーぞ。

「ほぅ」

「おこちゃま味だなこれ」

予想通りの感想いただきましたが忘れてはならない。これはおこちゃまのためのドリンクなのだ。

「いかがですか?」

「茶だけだとどこか味気なかったのですが、こうすると後味にふわりと立ち上がってとても心地よいですね」

お茶文化もあんまり根付いてないもんなぁ。かの有名なアフターヌーンティーも実は産業革命がきっかけだったとか。

「お気に召していただけたようでなによりです。ポンチは大体お出しする三十分前くらいに仕込むのが理想とされていますよ」

「そうですか。しかしよろしいのですか?その、なにを報酬とすればいいのか」

報酬?酒代っていうには変な言い方だな。

「あぁ、ポンチ代か。どうしようかな。あんまりパーティードリンクは考えてなかった」

サングリアも味見程度しか出してないしなぁ。そもそもこれっから出す機会があるとも思えないしなぁポンチ。

「いえ。レシピ代です」

「レシピ?」

「えぇ」

あれ?

「ティーガさん、レシピって売れるの?」

「メイちゃん、一応おまえさんも親方だろ」

店の、工場の主はつまり親方といわれる。そういう意味では確かに私は親方だが?

「無尽会、はそうか。参加してなかったなおまえ」

無尽会、というのはまぁいわば任意の定例会だ。新人だったり親方だったり同じジャンルの職場の人間だったり、この街での飲み会の代名詞といってもいい。情報交換の場であるのと同時に小規模ギルドというか相互互助の側面もあり1、2ヶ月に1回の集まりの際にみんなで貯金をして集まったお金は怪我で仕事を一時的にできなくなったメンバーを助けたり結婚祝い金に使われたりする。

保険も労災もこの世界ないからね。

ちなみに冒険者ギルドもあるけどあっちは完全に日雇い職斡旋所となっている。

で、その無尽会がどうかしたの?

「いや、無尽会に入ればなにが金になるか、ていう情報が自然と入ってくるんだよ。その中に一番先に出てくるのが新技術やレシピだ」

「あーそういう意味じゃ実、後ろ盾が全部引き受けてくれるかも」

売り込みは私のお仕事ではない。酒のレシピも一応伝えてあるがそもそも貴族がつくろうとはしないだろう。基本、搾取する側なのだ。料理は実家のキッチンで試行錯誤したもんが多いからレシピっていわれても。今のサングリアもポンチに至っては適当この上ないのも事実だぞ?

「ではこのレシピも」

使えないのではないかとへこむ熊に笑ってしまう。

「あぁこれは大丈夫ですよ。ポンチを披露したのは今が初めてです。サングリアだって貴族の間では多少話題になってるんでしょう?そっから着想を得たとかそんな風にでもいってくださいな」

はっきり言えるなら面倒だからだ。

そんな言外の目線を察してくれたと信じたいところだ。あぁでもーー

「もしほかの人が売ってくれといった場合。ロハでのレシピ提示をお願いします。もちろん、教えた人にも約束させてください」

「ロハ?無料でということか」

あきれたようなティーガさんの目線に強くうなづく。私がタダで教えたもんでもうけようとするならさすがに喧嘩売ってると見なすよ当然だろう。

そのまんま商売にするならまぁ一杯いくらはそれぞれの基準によるだろうからなにをいうつもりもない。店ごとの個性もでるだろう。それはそれでいいと思う。

「お約束するんだな」

そんでもってどこに驚いているのかいまいちわからんブルインさんは、それでもしっかりとうなづいてくれた。契約書があるわけではないが、獣人の人は基本的に義理堅い。まぁ大丈夫だろう。たぶん、めいびー。


まぁ酒なんて美味けりゃいいんですよ

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