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第99話 保健室でまさかの事態?

「すいません。失礼します」

 反応は……

 なしか。まあいい。

 ドアをゆっくり開け、中へ入る。


 あたりを見渡した感じ、どこにも教官はいないな。

 極めて予想通りの展開だ。だが、まゆりまで姿がないとはどういう事なんだ?

 もしかしてベッドで休んでるのか?


 確認の為、おもいきってカーテンをめくってみる。

 すると、今正に着替えを行っている女子のうしろ姿が目に入る。


 ま、まじかー。

 まさかこんな場面に遭遇してしまうとは。これは明らかに想定外だ。

 早く逃げなければ殺される。

 


 そんな事は百も承知な訳だが、自然と女の子の方に目がいってしまう。

 ああ。上下黒の下着最高!もう死んでもいいわー。

 っておい!のんきな事を思ってる場合か。さっさと部屋から出るぞ。


「ひょっとしてやってきたのはすざくなのではないか?」

 静かに立ち去ろうとしていた所、謎の女子がうしろ向きのまま言葉を発する。


 やっべー。どうやら、存在を感知されてしまったようだぞ。

 きっと、ひどい目に遭わされるに違いない。なんてこった……

 

 あれ?でもちょっと待てよ。

 確か、コイツはすざくと言ってたよな。

 なんで見ず知らずの人間が名前を知ってるんだ。

 も、もしや……


 目の前の女子はまゆりなんじゃ。

 うわー。よく見たら、背丈も髪型もそっくりだ。

 もはや間違いあるまい。


「すまん。お前が着替えをしているとは夢にも思わなかった。俺はすぐ去るから、どうか許してくれ」

「フフ。思った通りだったか。よい。ちょっとこっちへ来てくれ」

 うしろ向きのまま、まゆりが言葉を返してくる。


 ありゃ?想像していたのとはだいぶ違う反応だな。

 これはどういう事だ?

 もしかして……


 ビンタを食らわせるつもりで呼び寄せてるんじゃないだろうな。

 うわー。出来る事なら行きたくないが、俺は純情な乙女のあられもない姿を見てしまった。

 従うしかあるまい。足取りが重いながらも、まゆりの真後ろへと移動を行う。


「一応、傍まで来たぞ。おそらくお前は、何らかの罰を与えるつもりなんだろうが、どうかお手柔らかに頼む」

「はて? お前は何を言ってるのだ?」

 制服を着終えたまゆりが、いよいようしろを振り向いた。

 その表情は予想していたのとは異なり、決して険しくない。


 なんだ、思ってたより普通じゃないか。

 ほんのちょっと安心したが、コイツは何をやらかすか分からない危険な女だ。

 油断は出来ないぞ。


「何って。お前は俺に制裁を与えるつもりなんじゃないのか?」

「フフ」

「な、何だよ。笑う所じゃないだろ」

「残念だが、ハズレだ」

「え?」

「私はお前に暴力を振るうつもりなど一切ない。な、なぜなら、下着を見られて嬉しいと思ったからだ」

 

 なにー。一体、コイツは何を言ってるんだ?

 ひょっとしてとんでもないくらいの変人なのか?

 ひゃー。途端に寒気がしてきた。

 



「そ、そうか。それはよかった。ところで足の具合はどうなんだ?」

 まゆりの変態発言はさておき、別の話題を振ってみる。


 

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