第82話 どうして美少女がカギを見つけた場所を知っているんだ?
もはや、ここまで来たらしょうがない。
コイツの頼みを聞くしかないだろう。にしても、赤月が着用している下着はめっちゃエロいな。
「あっ」
二人一緒に奥まで進むと、赤月が突然声を上げる。
急になんだ。なぜか机の方を凝視してるが。
もしや、気になる物でもあったのか?
「一体どうした?」
「いや、別に大した事でもないんですけど、よく引き出しに入っていたタオルとカギに気付いたなと思って」
え?何を言ってるんだ、コイツは。
その言い方だと、まるで引き出しに何が入ってるのか知ってたようだぞ。
「なあ。お前はもしかして中に何があるのか最初から知ってたのか?」
「はい」
「な、なぜだ?」
「えっと、それはですね。私がしまった張本人だからです」
な、なにー。予想外過ぎる発言ですっかり頭がパニック状態だ。
全く持って訳が分からん。ホントにコイツが言ってる事は真実なのか?
にわかには信じられないぞ。だいたいいつの間に部屋に入ったんだ?
そもそもカギをどこで入手したのかすら分からない。
今の状態では半信半疑と言わざるを得ないぞ。
「いきなりのびっくり発言で俺は心底驚いている。と同時に疑念を抱いているのも事実だ。もう少し詳しい話を聞かせてくれ」
「分かりました。話は昨日に遡ります。すざくさんも承知の通り、私達はお部屋の前で別れましたよね。実はあの後、お風呂場に忘れ物をした事を思い出しまして。急いで取りに行ったんです。幸い探し物はすぐ見つかり事なきを得たのですが、たまたま目に入ったカゴにカギが入ってまして。一応、拾っておいたんです」




