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短編【文学】集(1)

博打好きの宿無しの酔っぱらいのおっさんの言葉

作者: 蠍座の黒猫

「チンチロリンを知ってるかい。博打さ。どんぶりの中で3つの賽をふって、出た目で勝負するやつだよ。どんぶりの中で賽が踊るときに、チンチロリンってなるからだろ。それと同じさ。お前さんたちは、どんぶりの中の賽なのさ。誰かに振られて踊ってんだよ。だからさ、どんないい目が出たって、悪い目が出たって、どんぶりの中にあることには変わらねえのさ。でもな、ションベンってな。賽がどんぶりからこぼれたら、負けなのよ。俺らは、それよ。どんぶりの外にこぼれた賽よ。ルールからみたら、負けだよ。一発で。振り直しはできねえよ。でもな、そこからだ。そのままどんぶりには、戻らねえんだよ。今もな。どんぶりのそとで、てめえで賽振ってるんだ。自分で生きてんだよ。だからどうってことはねぇけどよ……。なんだよ……。」

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― 新着の感想 ―
[一言] 長々とおっさんは語るが結局は負け惜しみっすね!
2014/10/03 05:35 退会済み
管理
[一言] サイコロがこぼれてしまったら、もう降り直しはきかないんですね。知識が増えました。 この口調、まるで本物の酔っ払いが語っているみたい。 まさかと思いますが、酔っ払ってから書いた、なんてことはな…
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