表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

おバカな夫婦事情

夫が欲しい能力

作者: 貫雪

 夫はいい年して特殊能力が欲しいそうだ。魔法使いや超能力的なものに憧れている。


「つまり、ハリーやクモ男やコウモリ男、鉄の男的なものになりたいとか?」


「正義のヒーロー? そんなのつまんないだろ。悪党として宇宙征服するほうがいいに決まってる! 理想はダー〇ベーダーだ。権力者ひれふせさせて、女侍らせて」


 ダース〇―ダーはそんなことしないだろうけど、とても夫らしい発想だ。


「だいたいヒーローたちの特殊能力は矛盾してる。生命力が増幅するとか、機械で超人になるのはともかく、生身で魔力放出とか納得できない」


 そこは悪役も一緒だけどね。


「人間だったら出るものと言えば屁だの汗だのおしっこだろ? そういうのを能力化できればいいんだ。そういうバトルもアリだろ?」


「ないない。そんな汚いバトル、どんな需要があるのよ」


「前例がある! キン肉〇ンはオープニングを屁で空飛んでる! あれは立派なバイオガスエネルギーだ!」


 ちょっと違う気がする。でも昔パタ〇ロで汗をコントロールして大量にぶっかけるシーンがあったなあ。腹の虫の音の超音波はおデブな忍者の話があったし。


「屁にはおしっこの水圧で対抗するとか、いびきと超音波対決とか、いっそウンコで宇宙征服したいなあ。お前そういう話書かないか?」


「遠慮しときます」


 でも、そのばかばかしい発想はあまりに御立派なので、こうしてネタにさせていただきます。私の話に尾籠なヒーロー、ヒロインが出る日があったら、それは夫のせいですよ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 全く、男はいくつになっても(笑) でもその設定、何かいい感じなんですよね。 ギャグ物でなくてもいけるような……。 「肉体の大事な感覚を司る機関の存在する場所には必ず穴が空いている。その穴から…
[一言] そのネタいただき……ません。 けど近いものならいつか書くかも。その時は旦那さんによろしくです。
2014/07/19 14:14 退会済み
管理
[一言] 拝読致しました。 ご主人、素晴らしい発想ですね。リックもびっくりです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ