Ep16 勇太再来
亮介は走って大伴駅に行った。
…天時歌恋の事を相談しようと…
しかし、大伴駅の事態を知った亮介は愕然とした。
玲衣も隆も息を切らして何者かと戦っていた。
敵と見られる人は座りこんだ隆の前に立っている。
玲衣は少し離れた所に立っていた。
「玲衣ーーっ!!隆ーーっ!!」
亮介はカバンを置いて走っていった。
「亮介君…」
隆はかなり疲れた様子だ。
「こいつ、とてつもない実力です…」
声にも力が入っていない。
「誰だお前!!」
亮介はその敵の肩をつかんだ。
敵はゆっくり振り向く…
「よ〜、お久しぶり。 でも、あんたの登場シーンウザイね」
亮介は驚いた表情になった。
それから何秒か黙り込む。
「お前は…」
「オレとの再会がそんなに嬉しいのか?それとも、残念?」
敵がニカッと笑う。
「誰だっけ?」
亮介のアホさに、敵は一瞬首をガクンとさせた。
「オレだよ、勇太だよ。ファイターが増えたって言うから見に来てやったんだよ」
勇太は少し怒っている。
「あ〜。勇太君!!こないだの武器使い!!」
亮介はやっと思い出した風だった。
そして、戦う姿勢に入った。
「ファイアーウェ―ーブッ!!」
「サイバーシックル」
だが、さすがに勇太は強すぎる。
デールの使い魔3本指の一人にはどんな技も通用しない。
たちまち、亮介も息が切れてきた。
「ねぇ、オレもう帰っていい?」
勇太がつまらなさそうに言う。
「土のファイター見に来ただけだし、戦う予定なかったし。帰るね」
そう言うとさっさと帰ろうとした。
「待って!」
隆が必死に止めたが、勇太は帰っていく。
「くそー!」
亮介は悔しがった。
*
「あんた、さっきから見てたけどさぁ。怖気づいて逃げたわけ?」
勇太に何者かが話しかけた。
「なんだと。それより、お前は誰だ?」
そいつが手を前に突き出した。
「天時歌恋。雷のファイターなり、アッハッハ」
歌恋がピースをした。
「雷の…ファイター??」
亮介達も歌恋に見入った。
つづく




