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Ep13 和気藹々

キーンコーン♪

立花高校の上品なチャイムが鳴った。


立花高校は勉強に特化した学校で、レベルも都内ではベスト3ぐらいに入る。

その分、部活動は割と適当気味で、地区大会でもすぐに負けたりする。

人付き合いの苦手な玲衣に最適な高校だと言えよう。


玲衣は、この日は部活に顔を出さず、そのまま大伴駅に帰ってきた。

いつものお決まりの椅子に座り、亮介と新しいメンバーの隆を待った。





「お待たせ〜早かったですね」

隆が走ってきた。

髪もきれいにセットしてあり、制服もきちんと来て、亮介とはえらい違いだった。


「僕は科学部に入っているんですよ。今日も立派に実験をこなしてきました!」

隆は延々と自分の話をした。

玲衣はただコクコクとうなずくだけであった。





「遅くなっちった〜、オレの学校部活忙しいから…」

亮介も走ってきた。

隆とは違い、ボサボサの髪に制服は着くずし放題だった。

「だらしない。それで街の人々を救えるんですか?」

「べ、別に服装は関係ねーじゃん」

隆と亮介は少しもめた。



それから何分か、3人は駅で和気藹々としていた。



「わ〜松浦、その子彼女!?」

同じクラスの女子が声をかけてきた。

――あ〜ウザイ奴だ。

  リーダー格の女子って何かとウザイからやだ。

「彼女じゃないよ、違う学校の友達。」

「へぇ〜」

女子は相づちを打つと、亮介に軽く手を振ってどこかへ行った。


「亮介君。友達が多いですね、楽しい学園生活を送ってそうです。」

亮介が眼鏡クイクイをしながら言った。

「まぁ友達は多いけど、学校はめんどくさいから好きじゃない。」

「そうですか…。まぁ僕は受験勉強が忙しいですからね。」

隆は得意げに言った。


――受験勉強ってあんた…。

  オレら今年1年生だよ??


亮介は心の中で何かを思っていたが、口には出さなかった。



それからも何分か駅でおしゃべりをしていた3人(2人)…。


しかし…



「君達がファイターだね?」

会社員風の男に声をかけられた。

以前亮介が戦った男にそっくりだった。


「誰ですか?」

隆がきくや否や、男は口を大きく膨らました。


「兄さんの仇――ッ!!」

そう叫び、大量の水を吹き出したのだった。


                         つづく

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