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終わりと始まり

夢っていいですよね



こんな日に限って綺麗な満月だなんて

運が良いのか悪いのか。


ここは自宅近所の公園。

立派な桜の木が目印。

春ならこんな夜中でも人が居るのだろうが

今はまだ十二月

桜見にはまだ早過ぎる


何故俺がこんな雪が降りそうな寒い公園に居るのか


正直、自分にもわからない。


ただわかっている事がある。



それは・・・・「この人生に嫌気がさした」

ってことだ。


俺は今日死ぬ。


そう、ここの桜の木に首を吊って。


人の迷惑になる?

確かにそうかもしれない

でも俺は今までいっぱい他人に迷惑をかけてきた。

他人だけじゃない

身内にも。

だから今更そんなことどうでもいいのだ


身勝手過ぎる?


うるさい!

俺の人生だ

俺の好きなように終わらせる。


あとはこのロープを首に掛けベンチから飛べば終わり。




全てを投げ捨てたのに

夢だけ追いかける為に安定した未来も、幸せな家庭も



夢だけが生きる希望だった

生きがいだった。


もう夢も無くなった

俺には何も無い


だから死ぬしか無いんだ




「死んだらあかんで」





幻聴?


それとも俺の心の声?





「死んだら何もできへんやん」



これは幻聴でも俺の心の声でもない


俺は目を開けた



しかしそこに人影も人の気配すらなかった



やはり幻聴か・・・・



もう一度目を閉じようと思った時



暖かい風が吹いた


咲くはずの無い


「桜の花びら」を巻き上げながら・・・・













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