入学式その2
貧乏一家の山本家に三人の人影がやってきていたしかし話に花を咲かせている女の子達(神様一人)と一人部屋で着替えている俺も気づいていなかった
ピンポン
「お客さんかな」
「百合私がでるから」
「おっ今日はスミレちゃんか~今日もべっぴんさんやで」
「後藤田さんたちまたですか?」
この人達は借金取りの後藤田さん三年前からお家にやって来てるから今では仲のいいおじさんになってしまっている人です
「なんやスミレちゃん誰もおらんのに誰に説明してるんや?」
「読者の皆様に説明してるんです」
「スミレちゃん今日はお母さんはどこに?」
「パートだよ、それに今日はお出かけだから」
「どっか行くんか?」
「お兄ちゃんの入学式」
「お姉ちゃん、また後藤田さんが来てるの?」
「なんや百合ちゃんもおるんか」
「ちょっと兄貴なんかお嬢がなんかイライラしてらっしゃいますが」
「「お嬢?」」
「後藤田いつまで私は待ってらいいんだ」
(お嬢がめちゃくちゃきれてる)
「お兄ちゃんいるか今から我らの組のお嬢を紹介するから」
「待ってて」
俺が着替えていると階段から足音が聞こえてきたその音だけで百合だとわかった
「何百合?なんか用事か」
「あのねお兄ちゃんもう着替え終わった?」
「ああ終わったぞ」
「あのね後藤田さんがお兄ちゃんも呼んでほしいってなんか紹介したい人がいるんだって」
「わかった」ガチャ
俺が部屋を開けると百合が待っていた
「それじゃ行くか」
「うん」
階段から二人の足音が聞こえるお兄ちゃんと百合がやって来た
「後藤田さん俺達に紹介したい人って誰ですか?」
「ああそれではお嬢どうぞ」
「やっとか後藤田そんなんだからなかなか幹部にあがらねんだよ」
「すいません(泣き)」
(((後藤田さんが泣いているあの人すごい)))
「私の名前は本田玲奈、この本田組の後継者だ」