演劇部の人たち
今俺たちは5月に行われる演劇部の人たちの様子を見に行くことになった。
「会長、演劇部って何人いるんですか?」
「去年は8人いたな」
「でも去年で結構減ったんだよ」
「・・・私は3人だと思う」
演劇部は今何人残っているか予想をしながら演劇部の部室についた
「失礼します」
「きゃああああああ、演劇部の入部希望者よ」
「これで5人目ね」
「主役の座は渡さないぞ」
「残念だがこいつは俺たち生徒会のメンバーの一人だ」
「え~なんだそれじゃ劇の間だけ」
「美優さん来てくれたんですか?」
「・・・会長だけじゃ不安だから」
「さすがは私の美優ね」
(4人しかいない)
「それじゃさっそく劇の役を発表するわね」
「ちょっと待った部長の鈴木先輩」
「なにかね神崎君」
「稟さんあの人は誰ですか?」
「部長の鈴木雅さん。3年生で私たちの先輩」
「へええええなんかきれいな人ですねあの人が白雪役ですかね」
「「・・・・・絶対似合わない」」
「えっそんなに言うほど」
会長と部長の言い争いが終わるまでほかの部員の人たちの自己紹介を聞いたりすることにした
「彼は去年王子役をやった遠藤直哉君、私の敵だ」
「そんなこと言わないでくださいよ稟さん」
「知ったことか美優に惚れて猛烈アタックしてるくせに」
「だって彼女はあまりにもかわいすぎて」
「貴様次言ったら我が一族にかけておまえを二度と演劇ができないようにしてやる」
(稟先輩こわ)
「・・・・ナイス」
「美優先輩ナイスって言わないでくださいよ」
「あの台本を読んでみますか」
「あのあなたは?」
「私は脚本をやってる田中瑠璃です」
「瑠璃脚本をやってるの見せて」
「いいよ。ぜひ感想を聞かせてね」
このお話にでてくる白雪姫は姫ではなく悪い王妃様が納めている国の庶民の一人の少女だ。
そんなときに王妃様の誕生日があるので、たくさんの国の王や王子たちがやってきてそこで運命の相手の王子と出会う。
白雪姫はその王子と恋に落ちた、そうして白雪姫はだんだんと美しくなりその美しさを妬んだ王妃に毒リンゴを食べさせられそうして王子のキスで目覚めるというお話
「素敵よ瑠璃」
「本当よかった稟達に聞いて良かった」
「おい部長たちの言い争い終わったみたいだぞ」
「それではさっそく役を言うわね」
「白雪姫は我が高校で人気の中沢詩織」
「やった一生懸命がんばりますね部長」
「王子役は遠藤直也君」
「美優ちゃんじゃないの」
「残念だったな」
「そして王妃役はぜひ稟にやってもらいたい」
「私が王妃役を」
「お願いよ稟、おまけに鏡の精は美優ちゃんに」
「やるわよ美優が私に言うんだわ世界で一番きれいなのは稟だって」
「・・・・やりたくないな」
(分かりますよなんかこの状態の人たちとはやりたくなくなって来た)
「そして狩人はこの私鈴木雅だ」
「ほかのものは裏方で手伝ったりナレータだ」
「ほかのものって俺と大地しかいないぞ」
「去年は会長殿の家のお手伝いさんたちを裏方手伝いさせたではないか」
「今年もか?」
「去年は最高だったからな」
「わかったよ鈴木先輩の怖さはもう二度と味わいたくないからね」
「それじゃお手伝いよろしく頼んだぞみんな」
「「「「「「わかりました部長」」」」」