一日遅れの新入生その2
「一日遅れだがもう一人俺たちのクラスの仲間だ」
「本田玲奈だよろしく」
「うっわかわいいな大地、そんな子と会うなんてラッキーだな」
「!!山本大地」
「よろしく玲奈さん」
(本当にラッキーまさか一目惚れ相手と同じクラスなんて)
「うんどうした?まさか一日遅れだから緊張してるのか」
「そうなんですよ先生」
「はっはそうかそうかそれじゃみんな本田に自己紹介なみんなもよく聞けよ」
「先生もしかして自己紹介やってないんですか」
「ああ実はそうなんだ」
「それじゃ一番から」
みんなが一人一人自己紹介をしながら自分の好きなことを言っていた
「それじゃ男子の最後の山本大地」
「はい、えっと俺の名前は山本大地です得意なことは記憶力がいいことです」
「「「「「「記憶力そんなにいいのかよ」」」」」
「ああお前ら大地の記憶力をなめちゃいけないぞ」
「「「「「「???」」」」」」
「あのさ俺の好きなアニメのトラえもんのセリフ」
「それじゃ1999年ののひ太の結婚前夜のお父さんのセリフ」
「それ先生の大好きな映画じゃないか」
「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それが人間にとってとっても大事なことなんだからね」
「おお思い出したぞそうだそのセリフをお父さんが言っていたな」
「すごいなあいつ」
「どうだそしてその大地の大親友がこの俺翼だ」
「よし素晴らしい特技をありがとうな山本大地」
「はいありがとうございました」
「すごいな大地は」
「ありがとうございます玲奈さん。そんなことよりなんでこの学校に」
(言えるわけないだろう君と一緒にいたいからって)
「大地の見張りだ」
「「見張り?」」
「ああもしかしたら大地たちに会いに借金した父親がやってくるかもしれないからな」
(そうだった父さんの存在を忘れてた)
「でもこの3年間会ったことないし」
「と、とにかく私はこの学校に入ったんだよろしくな」
「よろしくお願いします」
「大地は罪な男だな」
「何が?」