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最初の竜性異常
1476年、苛烈な政策により民はヴラドを悪魔と呼び畏れた。
悪魔に魂を売った護国の王を討つため、聖ゲオルギオス騎士団が派遣される(当時の聖ゲオルギオス騎士団には、後に登場するヘルシング教授の祖先が所属していた)。
祝福を受けた武器の前に劣勢を強いられるヴラドは、国を護るという感情が爆発し竜性異常を発生させる。
戦況は一変し、次々と騎士を蹂躙する。瞳孔が縦に裂け、翼と角が生え、皮膚を鱗が覆い、炎を吐くその姿は「竜」そのもののようだった。
しかし、最後の兵士に心臓を貫かれたヴラドは致命傷を負う。敗走しながら全神経を脱皮による再生に注ぐ。
(後にヴラドが遺したこの皮はオスマン軍によってコンスタンティノープルに持ち帰られる)
居城へとたどり着いたヴラドは脱皮で新たな肉体を得たことにより記憶が薄れ、虚弱な体になっていた。ヴラドはそこで意識を失う。




