お義母さん(サチ)②
お義父さんから事前に私たちのことは伝えてもらっていた、、、唯一お義母さんに伏せていたのは、私たちが家族となることだけ、、、わたしと母はそれを望んでいたが、お義父さんは私達を家族として向かい入れることを躊躇していた、、、それだけお義母さんを愛していたんだと思う、、、今ならわかるわ、、、本当に私たちは悪い事をした、、、自分たちの保身のために、、、。
初めてお義母さんを見た時、ビックリした、、、だってすごい美人なんだもの!!あと、私より胸の大きな人は母しか見たことなかったから、それもビックリしたのよね!!
その日、母の部屋でお義父さん、お義母さん、母、わたしだけの極秘4者会談が行われた。
ノリヒト
「さっちゃん、こちらがエルフ王国のローネソイミネフト女王陛下、そしてこちらのかわいいお嬢さんが、シルソイミネフト王女様だよ!!」
サチは日本式のお辞儀をしながら
サチ
「タダノサチです、、、主人がお世話になっております」
と、凛としたお辞儀だったわ、、、わたしお義母さんのあの姿を見て和風が好きになったのよ!!
ローネ
「ようこそおいで下さいました、、、サチ様
テンジン、、、失礼、ノリヒト様からサチ様のお話はお伺っております。」
シル
「こんばんはサチ様!!お会いできて光栄です!!」
母もわたしも、この国の挨拶作法の右手の指を伸ばして左の胸に当て、左手で服の裾を少し捲り広げる挨拶をしたわ!
わたしはすごく緊張していたけど、精一杯の笑顔でお義母さんに挨拶をしたの!!そしたらお義母さんったら、、、
サチ
「あら〜なんてかわいいお嬢さんなんでしょ?
ねぇ〜うちの息子と歳が近いから、息子のお嫁さんにならない?」
ノリヒト
「おいおい!!さっちゃん何言ってるんだよ!!そう言うのは俺のセリフだろ?」
後にも先にも、お義父さんが慌ててツッコミを入れてたの初めて見たわ、とても面白かったわね!!
サチ
「ふふふ、、、そうね!なんか運命を感じちゃって、、、ローネ様?、、、いやもうやめましょう、、、わたしのことはサチと呼んでローネ!!」
お母さんも笑顔で
ローネ
「そうね!これからよろしくねサチ!!」
サチ
「それで、、、早速なんなけど、ノリヒトさんから聞いた話は本当なのかしら?なんでもシルちゃんが叔父さんと結婚させられちゃうって?」
お義母さんは直接そのことをわたしに聞いてきたわ、、、
シル
「うん、、、会ったこともない親戚のおじさんなんだって、、、サチさん!!わたしが息子さんと結婚すればそっちの世界に行ける?」
ビックリしたでしょ?実は母の縁談の前に、わたしとあなたの縁談話があったのよ!!
サチ
「あはは、、、ごめんなさい!!ほんの冗談のつもりだったのよ!!安心してローネ、シルちゃん!!もう誰も嫌な思いで傷つかないから、安全に私たちの世界に連れて行ってあげるわ!!もちろん!うちの息子と結婚なんてしなくていいからね!!向こうの世界での生活も不自由無い生活を保証するわ!!こう見えてもノリヒトさんはすごいお金持ちなんだから!!」
ノリヒト
「さっちゃんありがとう!!」
サチ
「本当、、、ノリヒトさんは昔からお節介焼きなんだから!!でもそんなあなたがわたしは大好きよ!!」
ふふ、、、そう言って二人はその場で熱いキスをしたのよ!!とても愛し合っているいい夫婦と思ったわ、、、でもあの時の母は、笑顔でいたけど拳を強く握っているのを見て、母が本当にノリヒトさんに好意を寄せてると感じたわ、、、。
その後、お義母さんが突然わたしと母の胸を触って、、、
サチ
「おとーさん悪いけど、、、ちょっとこの部屋から出て行って、、、」
ノリヒト
「おいおい、、、かーさんなんだよ突然!!」
サチ
「いいから!!これから二人のサイズ測るのよ!!二人の服の準備しないと、、、」
ノリヒト
「あっなるほど、、、じゃ〜研究室に戻ってるから15分したら戻るね!!もしなんかあったらすぐにあれ押すんだよ!!」
サチ
「わかったわ、、、ありがとう!!」
お義父さんがいつものように姿を消した後、お義母さんがわたしと母の体のサイズを測って今度会うまでに素敵な服をプレゼントしてくれるって約束してくれたわ!!その服があの日初めてあなたと会った時の服よ!!
それから数日経った頃にお義父さんが村を尋ねてくれたの、お土産にMシェイクを持ってきてくれたわ、、、アイスと違ってあの独特の食感とバニラの風味が、、、母と二人で夢中でストローを吸って、、、オホン!!
お義父さんはお義母さんが用意してくれた服を持ってきてくれたわ!でも母ったら、貰った服を手にしながら真剣な顔で、、、
ローネ
「ノリヒトさん、、、このMシェイクは他の味があるのとシルが、、、」
ノリヒト
「、、、ローネさん、、、イチゴとチョコがありますが、、、次回はどちらにされますか?」
ローネ×シル
「チョコ!!」
ふふふ、、、脱線したけどこんな話もあったわね!脱線ついでに、あの北海道旅行のロイズの生チョコ、、、とても美味しかったわ!!あなたがわたしの為に一生懸命探してくれたわね!!あの時あなたと手を繋いであなたを引っ張っていたけど、わたしすごいドキドキしていたんだから、、、なのにあなたはいつものポーカーフェイスで、、、ほんとイヤな人だわ!!
でも、最後の一粒をわたしに譲ってくれるそんなあなたの優しさが大好きだったのよ、、、。