お義母さん(サチ)①
そうね、、、とりあえずここから話しましょうかしら、、、。
あの夏の夜に教習施設で話したこと覚えてる?ふふ、、、わたしなにを言ってるのかしら、貴方にはまだ2ヶ月前よね、、、。
私と母を助けてくれる唯一の希望、、、それがお義父さんだった。
母はお義父さんに想いを伝えるべく、エルフの村を去ったお義父さんを、私を連れて追いかけた、、、今思えば不思議だわ、、、あの母が幼子の様に楽しそうにしていた、、、
ローネ
「ふふっ、、、シル!!ジーヤは怒るでょうね!!女王がお供を連れずに森に入るなんて!!」
シル
「あのジーヤだよ絶対怒るよ!!でも、お母さん!!一緒に怒られようね!!」
そんな話をしながら森を抜け、私たちより1日前にエルフの森を旅立ったお義父さんに追いついたのは、次の日の夜だった、、、。
エルフの森の近くの町、モリミの町についてから、お義父さんが宿に入ったって言う情報はすぐに手に入ったわ!!だってお義父さんだもの!!よくも悪くもすぐに目立つ行動をする愉快な人よね!!
宿に滞在するお義父さんに会いに行き、私たちの事情を説明した、、、。
お義父さんはとりあえず、協力をしてくれることになったけど、母との婚姻は保留としていた。
そうそう、実はこの夜に初めてそっちの世界に行ったのよね!!
ノリヒト
「とりあえず、今日はもう帰ったほうが良い!!一介の女王がこの町に俺といると知ったら、また、アンタらは要らぬ誤解をするだろ?下手すれば、今後の計画にも障害になるかもしれない、、、」
ローネ
「そうですね!!でわ!シル帰りましょう!!ノリヒト様夜分遅くに失礼しました。」
母が私を連れてエルフの森に帰ろうとした時、
ノリヒト
「おいおい!!こんな夜に物騒だ!!俺が送ってやるよ!!ちょっと待っててくれ、、、」
そう言ってお義父さんが、いつもの様に姿を消しだけど、程なくして帰ってきた、、、。
ノリヒト
「悪いが、このタオルで目を隠してくれ、、、
シルちゃんごめんね!!まだちょっと向こうの世界見せれないんだ、、、落ち着いたらちゃんと説明するから、今はいう事聞いてね!!ほら!!チョコだよ!!」
そうしてお義父さんが、タオルで目隠ししてくれて、板チョコをくれたのよね、、、ふふっ母もちゃっかりしてるから、、、
ノリヒト
「女王陛下、、、キツく無いですか?」
ローネ
「はい、、、問題ありません、、、、あの〜
それで私のチョコは?」
ノリヒト
「、、、、はい、、、どうぞ、、、」
ローネ
「ありがとうございますノリヒト様!!」
その後は、お義父さんと手を繋いで程なくしたら、一瞬で場所が変わって外にいたわ、、、目隠して周囲は見れなかったけど、音と匂いで山の近くだったわかった、ここはどこなんだろうって思っていたら、また、場所が変わって、いつもの匂いと音がした、、、。
ノリヒト
「もう、、、外して良いですよ、、、」
タオルを外すと、私たちの村の近くの森だった。
なにが起きたかわからなくてとても不思議な体験だったわ、、、外したタオルはとても柔らかくて私たちが普段使っていた布とは大違いだった、、、何よりもタオルからとても良い匂いがして、お義父さんがそれは柔軟剤の匂いだよって教えてくれなのよね、、、
その後は、しっかりジーヤと従者に怒られて、次の日にお義父さんが打ち合わせのために村を訪れ、その次の日の夜に初めてお義母さんと会ったの、、、。