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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

複製人の一生

作者: aisye

息抜きに作ってみました

良ければ読んでください

1日目

==========

目を開ける。

水の中にいるようだ。ガラスの筒の中、同じような筒がたくさん並んでいる。

いきなりの浮遊感が体を襲う。


バシャッッ‼‼・・ドタッ


どうやら、筒から排出されたようだ。

自分は、鉄製の床に体を叩きつけられた。


「いっ・・・・たた・・なっ・・・何なんだ。」


体の痛さに思わず言葉が口から出た。

一瞬の思考の空白の後、この異常な状況に頭が追いつく。


(ここは・・・何処だ・・・?)


まわりを見まわし、状況の確認をする。筒の中から見えていた他のガラス筒は黄緑色の液体が

充填されていた。液体は濁っており中の様子はよく見えない。

筒の横には、ディスプレイが設置されており光っていることからこの機械が動いていることが解る。


「・・・ちょっと待て・・・・」

(俺は・・・誰だ?)


自分の名前・これまでどう生きていたのか。それらの記憶がすっぽりと抜け落ちている。

そのことを理解し、この異常な状況に恐怖した。


「どうする・・・」


ぐううううぅぅぅ


ガコンッ


お腹が空いたと考えたと同時に、入っていた筒の小脇から音がした。

近ずくと、焼いた肉のようなものが皿とともにおかれていた。


ゴキュリッ


焼いた肉の匂いに思わず喉が鳴る。

空腹に抗えず肉を食べた。

得体の知らない肉だった。何の肉かも分からない味だった。

あまり美味しいとは感じなかった。


満腹になったせいか、眠気が襲いそのまま寝た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2日目

======================


目が覚める。

目の前にはガラス筒が並ぶ光景

夢ではなかったことを理解する。

もう一度、周りを見回し前日とは違う点に気が付く。

黄緑色の並んだ筒の内一つが赤くなっている。


(何でだ・・・・?)


理由はよくわからなかったが、その赤くなった筒に近づく。

相変わらず中は濁っていてよく見えなかった。


(おなかすいた・・・「ガコンッ」


昨日と同じように肉が出てきた。

昨日と同じように焼いた肉の匂いがする。

食べた。

昨日と同じように【美味しかった】。


(これからどうする・・・・?)


床に寝転びそんなことを考えていると

そのまま寝てしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3日目

===============


目が覚める

同じような風景、昨日と違うのは赤い筒が増えている事

そして、【どうしようもなく肉が食べたくなっている事】

少し朦朧とした意識の中、肉が出るのを待つ


「あぁああぁぁあ・・・うぁぅあ」


どうしようもないほどの、あの【肉】への渇望。

朦朧とした意識、その中でもどこか本能じみた所で【この肉の正体】が

解っていた。

【自分が入っていた筒と同じ筒】【日毎に赤くなる筒の中身】


(食べたくない、たべたくないたべたくない食べたく無いタベタクナイ

 タベタイタベタイタベタイタベタイ)


それをしてしまえば、もう人では無い。


ガコンッ


抗えず

食べた。


肉の味は皮肉なほどおいしく感じた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4日目

===========

もう、目覚めているかどうかも判別がつかない。

そんな、朦朧とした、夢現のような現実の中


ガコンッ


食べた。


貪るように、獣のように・・・

もう、人では無かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

5日目

=================

肉が出てくる筒の横で待っていた


ガコンッ


開いた壁の穴にうずめるように貪ろうとして気づく。


(・・・針・・・?)


朦朧とした考えで、そんなことを思った。


バシュッ‼‼


「ッッっだッがアァアアァッァァ!?」

(痛い痛い痛い痛い痛いいあちあやい)


空気音と共に針と思っていた【ワイヤー付きアンカー】は、寸分違わず目を貫いた。

同時にワイヤーが巻き取られていく。


「嫌だいあyだ嫌だ嫌だっっxtぅガ嫌だッ‼」


痛みによって覚醒した意識の中言葉にならない叫びが口から吐き出される

これからどんな運命が待っているのか本能で理解して。


無情にも、巻き取りは続き壁に飲み込まれる。


叫び声は壁が閉じられると聞こえなくなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

X日目

===========================

ガコンッ


お腹が空いたと考えたと同時に、入っていた筒の小脇から音がした。

近ずくと、焼いた肉のようなものが皿とともにおかれていた。


ゴキュリッ


焼いた肉の匂いに思わず喉が鳴る。

空腹に抗えず肉を


たbえta

============


この世は生々流転、死んで食べられ糧となり死ぬ

複製人は名も無く・知られずめぐり続ける。






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また、連載中の小説もあるのでそちらも読んでみてください。


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