恐らく食券偽造
僕が学校へ通っていた頃、
よく学校指定の学食らしきところへ通って昼食を食べていた。
そこは、ちょっと太った気の良さそうなおばさんと、
そのおばさんの父親らしい二人で運営していた。
僕は、そこのホイコーローが好きで夕食分も食べようと
昼食と夕食の2食をそこで食べるほどだった。
その学食では350円の食券を入口で買って渡すような
システムだったけど、まとめて買えば安くなるようなシステムが
あったのかもしれない。
学食に通い始めて半年は経ったいたと思う。
その日は、異常に混んでいた。
見慣れない学生が多くいた。
女子は割と大人しそうな子が多く、
男子は、今でいうウェーイ系とでもいうのだろうか、
僕は、混んでいたため普段は利用しない2階まで上がって
食事を済ませた後、急な階段を下りていると
どうも後ろからふざけているような感じを受けた。
特に何をされたという事でもないけど、
感じでわかる。
恐らくふざけて突き落とすようなフリをしたり、
頭の上でクルクルパーみたいな事をやっていたのだろう。
僕は無視してそのまま、多少気分を悪くしながら帰った。
次の日だったか数日後だったか記憶が定かではないけれど、
しらばく後に、その学食へ行くとおばちゃんから
もう学食を閉める事を告げられた。
理由は聞かなかったが、あまりに突然の事だった。
時代としては食券のコピーが個人でも十分にできるほど
コンピュータでの印刷技術がちょうど進んでいた頃で、
今から思うと、食券の偽造が原因で学食を
閉めたのではないかと思う。
もし、僕の推測が本当ならあの学食で食べていた
学生の多くが共犯で犯罪を犯していたのだろうか、
それとも一部の学生が騙して知らない学生に売りつけていたのか、
僕の妄想でしかないけれど、
これが事件になった事は聞いてないし、
学校としても穏便にすませたいだろうし、何か内々の
やりとりでしませたのかもしれない。




