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第十章『新たなる混沌』 第六人格:JOJO

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読み込みエラー発生

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第二章から第九章まで読み込めません



 チッ、このポンコツが。またエラーか。まぁいい。第二章から第九章なんぞ所詮は数万章は予定している本作品のほんの序盤にすぎない。別になくても問題なかろう。様々な展開があったが、特筆すべき事項があるとすればあの(・・)二人が俺の手中に収まったということくらいか。


 俺の名前はオッカム。"純"を司る格だ。嫌いなものは混沌。単純さ(シンプル)を好む。混沌を憎む俺にとって『渾沌譚』なる本作品を執筆しているとはなんとも皮肉なことよ。だからこそ、だからこそ俺は普段は行かない、星の文壇の会合に行くことを決心した。



――星の文壇

この宇宙を執筆している十三の格から構成される団体。メンバーがそれぞれ何かしらを司っている。

『我』"真"を司る格。

『主』"修"を司る格。

『オッカム』"純"を司る格

などがいる。


「おや、これはオッカム。会合に来るとは珍しいではないか」

 星の文壇の長老である老子("老"を司る格)が声をかける。

「久しぶりだな爺さん。今日はちょっと野暮用があってな。何について話していたんだ?」

 こちらの手の内はまだ見せてはならない。最初は恭しく何事もないように振る舞わねば。タイミングが何よりも大事だ。


永井(ザ・ナガイ・)殺人事件(マーダー・ケース)についてどう思うかね?」

 永井(ザ・ナガイ・)殺人事件(マーダー・ケース)。最近、星の文壇を騒がせている事件か。永井というノーマジ(※ノーマジック NO MAGIC、人間の意)があちらの世界から突如、星の文壇に現れた事件だ。正確には永井はこちらの世界では生きているため、消失事件なのだが、あちらの世界では死んでいることになっているようで、中二病を患っているエラリー("探"を司る格)が命名した。


「そんなことそこにいる、我にでも解決してもらえばいいだろ。我の発言は真。どんな内容であってもそれが答えとなる。おや、今の姿は女なのか?」

 我、こいつにだけは最も気取られてはいけない。なぜならこいつの……。

「久しぶりに会ったというのにその態度、とても懐かしい。我の発言は何があっても覆ることはない。しかしそれではこの知的ゲームはつまらなくなるではないか? "純"を司る、オッカムよ。ぜひあなたの見解を聞かせていただきたい」

 我が挑戦するように見てくる。

「物事を複雑に考えるな。シンプルに考えろ。永井は瞬間移動の能力が使えた。これが答えだ」

 ノーマジがここ、星の文壇に来れるわけがない。つまり永井はノーマジではないということだ。そして消失したということは瞬間移動の能力を奴はもっている。これほど単純なことはない。

「ホッホッホ。さすがはオッカム。エラリーなんぞ小難しい論理を立てて、さっきまで長演説をしていたところじゃよ」

「老子、オッカムの答えは美しくないわ。何? 瞬間移動って? 探偵小説では一番やってはいけない手法よ?」

 エラリーがガミガミと長広舌をふるって、皆が気を取られている間に――。



その時、オッカムの体はわずかにそよいだ。


星の文壇のとあるメンバーへ近づく!


(デウス・エクス・マキナ! こいつだけは真っ先にヤらねばならない!)


――単純さこそ全て(オッカムのカミソリ)――


オッカムは巨大な鎌を具現化させ、デウス・エクス・マキナを斬りつける。

ほんの一瞬の出来事。デウス・エクス・マキナは自らが死んだことにすら気づかずに絶命した。



「何事じゃ!!!!!!!!」

 老子が叫ぶと同時に、星の文壇のメンバーたちの視線が集まる。

「……オッカム、これはどういうことかね?」

 チッ、うるせー爺さんだ。不意打ちは最初の一格をヤるにしか使えない。"焉"を司るデウス・エクス・マキナ。こいつだけは味方になろうが、敵になろうが、真っ先にやっておかないと物語そのものが終焉させられてしまう可能性がある!

 もしかすると味方になってくれたかもしれんが、味方になったとしても能力を発揮させて物語そのものが終わってしまったら元も子もない。

 とりあえずこれで、物語は続くことは確定した。


「オッカム、面白いではないか」

 我が余裕ぶった不敵な笑みを浮かべたが、こいつはまだ気づいていない。光と優が俺の手中にあることを! (この詳細については第八章を参照。読み込みエラーとなり今はもう見れないが)。光と優が手に入ったからこそ、俺は星の文壇に反旗を翻した。


「おやおや皆さん、そんな怖い顔で見ないでくれよ。別に珍しいことではないだろ? 造反者は過去にどれほどいた? ところで皆に相談だが、俺の側に付く奴はいるか? 命だけは助けてやる」

 たとえ全員が敵になっても俺には勝算はあるがな。光と優以外にも隠し玉は腐るほど用意した。

 

 さて、ここからが正念場だ。

こんな展開にしてしまいすみません!

でもここに至るまでの過程もちゃんとあったんですよ(第二章~第九章を参照)。

単純に(単純さこそ全て)、これまでの展開で書くのは自分には圧倒的に力不足でできませんでした!


ガチガチに設定を固めようと最初は思いましたが、後の人のために色々と解釈できる余地は残しました。


混沌が嫌いなくせに、新たなる混沌を生み出したオッカムさんが今後どうなるのかは、後の皆さんにお任せします!



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