2話 異世界に行く前に変態邪神に捕まりました。
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「おい、ズボンのチャックから手を離せ!こんなことをするために俺をここに連れてきたのか!?」
「ハァハ、む、そうであったな。今回お主を呼んだのは別の要件だ。」
邪神はそう言い、チャックから手を離して玉座に戻って行く。
あ、あぶねぇ。本当にヤられるかと思った…。もったいないとか思ってないよ?
童貞を捨てるチャンスとかこれっぽっちも思ってないよ?
おい邪神よ、続きする?みたいな顔でこっちを見るな!!
「我も是非とも続きをしたいが、そのような時間がないのでな。
あの絶壁貧乳神がお主を異世界に送る前に阻止したかったが、少し遅らせて此方に
呼び寄せる事しかできなかったのだ」
ということは、じきに異世界に送られるってことだな!?よっしゃ!ならこの変態邪神ともここでおさらばだな!!
「くふふ。そうは問屋が卸さんよ。お主には我の加護を受け取ってもらうぞ。
あぁ、拒否権はないぞ。あの絶壁貧乳神は異世界では我の力が及ばん事を知っておるが、常識とは覆されるものだ。
我の世界に連れ込めなくても我がお主に会いに行くのでな、その時には先程の続きをしようではないか。シッポリとネットリとな…ぬふふ」
え、マジで?邪神も異世界に来れるの?お願いだから異世界にくる方法を見つけないでほしい…。
しかもさっきから巫女神様のことを絶壁とか貧乳とか言ってるけど、お前もおっぱいないじゃ「失敬な奴だな。彼奴は揉むことすらできぬ乳だが、我はちっぱいなだけで絶壁ではないぞ」ーーうん。ゴメンね巫女神様。これについては擁護できないわ。
「にしてもあの絶壁神の奴め、スキルは授けても武器はやらぬか。お主下手をすればすぐに死ぬぞ」
え?なんで?魔獣が襲ってきても魔法で倒せばいいんじゃないのか?と思っていると邪神ははぁ、と溜息をついた。
「よいか?魔法を使うとMPが減る。使うごとに魔力は身体から抜けていき、0になると魔法を使えず、まともに戦うことすらできなくなるのだぞ?
それでどうやって戦いを切り抜ける?街に入ればいいかもしれぬが、お主の身分を証明できるものもなしにどうやって入るつもりだ?
金を払えば入れてもらえるかもしれぬ、だが金もない。さて、どうするのだ?」
そう言われると何も言えない。
確かに俺自身を証明するものもないし、もし街に入るのにお金がいるとしたら何もない俺にはどうしようもない。
魔法で倒した魔獣の素材を売れば何とかなるかもしれないが、剥ぎ取りとかもできないし、何が売れるのかもわからない。
「くふふ。どうだ?このままお主が異世界に行っても危機的な状況であることがわかったか?」
「…あぁ、そうだな。お前のいうことが正しいのはよくわかった。でも、何で俺にそのことを教えるんだ?」
「我はお主に興味があるのだ。異世界に行って簡単に死なれては困る。
それに異世界で死ぬと今現状、お主の魂が我のものにならないのでな」
なるほどな。だけどこいつは俺に教えてどうするつもりだ?
「お主には我の加護と武器、そして金を授けよう。あぁ、もし貨幣が違っても金貨を渡すので売れば同じことよ」
邪神は玉座の後ろから何かを取り出し、こちらに放ってくる。
こ、この武器は!!?
「…………バール?」
「おうとも、その名も名○しがたいバールのようなものだ!」
いや、ようなものって…どこからどう見ても立派なバールなんですけど!?
これでどうやって戦えと!!?
「そろそろ時間だな!さぁ、行けぃコノハよ!異世界で雑魚どもをちぎっては投げ、全ての種族を恐怖と混沌に陥れ、我を楽しませよ!!
我との再会の暁には思う存分、滅ぶ世界を見ながら官能の限りを尽くしグチョグチョのネトネトになるまでセクロスしようではないかっ!!!」
「いやいや!恐怖と混沌に陥れないし、世界滅ぼさないから!?
世界の滅びを見ながらヤるってどんだけハードで性格悪いんだよっ!!?
え、待って!?マジでこの流れで異世界行くの!!?流石に嫌なんだが!?
えぇい、邪神テメェ!異世界に来たら一発ビンタ食らわすかんな!?覚えてろよコノヤローーーーーーーーーーー!!!!」
次でようやく異世界ですね。
戦闘もあるんですが、戦闘描写が苦手なので、そこは生温かい目で見て許してください。
次回予告
コノハ「なんで男の娘になってんの!?」
盗賊「へへ、可愛い嬢ちゃんがいるじゃねぇか…。ジュルリ
大人しくしてれば、最初は痛くても気持ち良くなるぜ。」
コノハ「ちょ!?俺は男だ!!」
盗賊「なぁにぃぃ~!?まぁ、後ろにも穴はあるし口もあるからな。
顔さえよければなんでもいいぜ」
コノハ「はぁ!?マジで言ってんのかよ!!?」
盗賊「さぁ、早く四つん這いになれよ。俺はノンケでも食っちまう男だぜ?」
コノハ「アッーーーーーーーーー」
作者「嘘ですww」