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出会いと始まり


 どうも、初めまして。そうでない方はお久し振りです。Neight(ネイト)と申します。


 先ずは私の書いた物語に興味を持っていただき、ありがとうございます。


 皆様に喜んでもらえるように、自分にできる範囲内で精一杯頑張りますので、気が向いたら応援してくださると、助かります。


 ……と、挨拶はこれくらいで良いですかね? この口調は疲れますから。


 ということで、素に戻します。


 まあ、あまり前書きを長くしてもあれなので、この辺で終わりにしましょう。


 あ、フレンドリーに接してくれた方が嬉しいので、気楽にメッセージや感想を書いてくれても良いですよー。


 ではどうぞ。




「おお、よしよし」


 とある人通りの少ない道の端に、一人の男がしゃがんでいた。


 高校生くらいで、中肉中背の体型に十人並みの顔立ちの、平均的な日本人だ。


「にゃー」


 彼は猫と戯れていた。


「へえ、そうなんだ。それからどうしたの?」


「みゃーみゃー」


 ……いや、戯れているだけではない。なぜか彼は、その猫と〝会話〟をしていた。


 何を話しているのか、それ以前に本当に話せているのかすら解らない。けれど彼の言葉に猫が答えているので、会話は成立しているのだろう。


「あっ、もうこんな時間か。ごめんね。僕そろそろ行かないといけないんだ」


「にゃー」


「うん。ありがとう。それじゃあねー」


 まるで旧知の間柄のようだ。


 まあ実際に二人(一人と一匹)は数年前からの知り合いなので、間違いではないが。


 会話が終わって、猫は気ままな散歩に戻り、彼は目的地に向かって歩き始めた。



   ◇◇◇



 彼、愛場(あいば)優平(ゆうへい)は生まれてこの方、動物に嫌われたことが一度もない。むしろ動物の方から優平の側に寄ってくるのだ。


 そして優平も、幼い時から大きな動物が近寄っても怯えなかった。いや、それだけではなく、自分から積極的に動物と触れ合おうとしていたのだ。


 そんな姿を見た両親は、優平を何度も動物園や水族館に連れていった。


 そうして何回も動物園や水族館を訪れたが、毎回どの動物や魚なども優平に近づいてきた。その上優平が手を振ったり声を出したりすると、それに答えるかのように鳴き声を上げたり泳いだりするのだ。


 もしかしたら既にその時から、優平は動物や魚などと会話ができていたのかもしれない。


 それから三年程経過すると、近所の犬や猫によく話し掛ける優平の姿が見られるようになった。


 そんな時に両親は、本当に話せるのかを聞いたのだが、優平はすぐに頷いて、皆とても優しくて面白いということを、心底嬉しそうな顔で話したのだ。


 その後また二、三年が経過すると、鳩や雀などの鳥類ともよく会話をするようになったし、動物園にいる殆どの動物と話せるようになった。


 更にそれから数ヶ月が経つと、水族館にいる魚などの全てと会話ができるようになったので、優平はとても喜んだ。


 この頃は小学校の低学年だったのだが、既に優平が会話のできない生物は殆どいなかった。この時期になると、優平は人と話すより動物と話す方が楽しいと考えるようになっていた。


 だけれども優平に友人がいなかったのかというとそうではない。まあ少なかったのは確かではあるが。


 中学生、高校生になると優平は部活に属さずに、下校中に出会った動物と話したり、月に一回は動物園か水族館を訪れるような生活を続けた。というより今も高校生なので変わらず続けているが。


 このように優平は動物中心の人生を送っている。



   ◇◇◇



 優平は目的地に向かう途中で、今度は初めて見掛ける動物に出会った。


「あれは……トカゲ、かな? 真っ白で、凄い綺麗だけど、白いトカゲってどういうことだ?」


 そのトカゲの体長は十五センチメートル程で、尾を含めれば二十センチメートル強はあるだろう。


 様々な疑問を抱きながらも、優平は取り敢えず近づいてみることにした。


 するとある程度の距離までなら近づくことができたのだが、そこを越えたら急に路地の方に走っていってしまった。


 優平は気になったので追い掛けると、トカゲが曲がり角のところで止まっていた。


 まるで優平のことを待っていたかのようである。


 そしてまた一定の距離まで近づくと、トカゲは走り始めた。


「付いてきて欲しいのかな?」


 呟きながら更に追い掛ける優平。


 その後も何回か同じことを繰り返すと、優平は路地の奥まったところまで来てしまった。


「随分と奥まで来ちゃったみたいだ。それにしても、あの子は僕をどこかに連れていきたいのかな?」


 そう呟いてからすぐにトカゲに追いついた。今回は近づいても逃げられることはなかった。


「君は、僕をここに連れてきたかったのかい?」


 優平が訊ねたが、トカゲからの答えは返ってこなかった。


 するとトカゲがゆっくりと歩き始めた。向かった先は、なぜか昼間なのに暗闇に包まれている、異様な雰囲気を放っているところだった。


 言葉で言い表せないような気配を感じ取り、優平は戦々兢々としたが、トカゲが暗闇の中に消えるのを見たので、意を決して暗闇の中に踏み込んだ。


 はい、物語の始まりです。


 今後の話の予定はまだ未定なので、要望があったらメッセージで伝えてください。というより、じゃんじゃん募集してます。


 よろしくお願いします。


 それでは、今回はこれで終わりにします。


 では。

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