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ぶどうの葉っぱ
朝のように爽やかなまま
山の向こうに日は暮れていった
葉っぱを踏み踏み歩く
右手に見える家のベランダの格子が
ぶどうとぶどうの葉っぱがつるから所々顔を出す
おしゃれなものだった
横目に見ながら通り過ぎた先に空き地が見えてきた
空き地の入り口には
ちょうど膝頭ほどの高さに風化した
コンクリート塀のかけらが散乱している
かけらは植物のつるが巻きつき植物に食われていた
そんな葉っぱの中のひとつがぶどうの葉っぱのようだった
ふるふると風を受ける葉っぱ
ふるふると
ふるふるとずっと小刻みに揺れていた




