表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姫様  作者: Morisa1380
街へ
8/9

6ドラゴンさんがお怒りです

第二皇子が来てから、2か月ぐらいが経ったある日。



、、、、、、、、、、、、、、、

「ぐぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ」


「うるっさい」


突然大きな咆哮が聞こえた。

朝っぱらかな何があったのだろうと思いながら、2度寝したいと思う気持ちと、確認しなければならないというきもちで、闘っていると、みんなが部屋に入ってくる。


「姫さま」「姫様ー」「、、、」「zzzz」


困った表情をしているのはエーデルとヴァン。

怒っている、というかとても不愉快そうにしているのはフラメ。

アクアはみんなについていきながら寝るという高等技術を使っている。

、、、、、才能の無駄遣いだと思うのは私だけだろうか?


「で、何があった?」


「盗まれた、ドラゴン、怒った」

「この前、紅葉(べには)が生んだ卵が無くなったの。その卵が誰かに盗まれてしまったみたいなの。それで紅葉が怒ってるの。」

「、、、、」

「zzzz」


「あぁ、だからフラメは不機嫌なのね」


紅葉は炎属性のドラゴンの王である炎竜帝(えんりゅうてい)だ。

そして、フラメ達も同じ炎属性の妖精だから、仲が良いのだ。


「で、卵はどこにあるかわかる?」


「探索」

「今探してるの」


「じゃあ、とりあえず、紅葉のところに行こうか、フラメとアクアはここで待ってて、」


「な、なんでだよ!」


「暴走しそうだから、それに一応ここにも誰かいた方がいいでしょう?」


「、、、、、、わかった」


頷くまでが長い


、、、、、、、、、、、、


「ぐぉおおおおぉぉぉ」


怒っているような、泣いているような咆哮である。


「紅葉」


「姫様、卵が、卵が見つからないの、どうしよう、どうしよう」


「大丈夫だよ、今、妖精達に探してもらってるから、落ち着いて!」


紅葉はとても心配性だ。

飛び出さなくて、本当によかったと思う。


人間に見られたら大騒ぎになるだろう、“紅の(くれないの)古代竜(こだいりゅう)”それこそが紅葉なのだから。

ちなみに、紅葉に名前は私がつけた、紅葉(べには)の体は紅葉(もみじ)のような色だったからだ、そのまま紅葉(もみじ)でもよかったのだが、そのままだなと思い、読み方を変えて紅葉(べには)にしたのだ。


閑話休題


「発見」

「見つけたの」


とエーデルとヴァンが呟くように言う。


「どこにあるの?」


「ランダーム領」


「ああ、あそこかぁ、侯爵領だったっけ?」


「そこに、そこに、あの子がいるのね?」


やっべ、紅葉が突撃しようとしている。


「紅葉、ストープ、ストップ、一回深呼吸して、落ち着いて、私がいくから、紅葉が行ったら、攻撃される!」


「大丈夫よ、私強いから、問題ないわ」


「そう言う問題じゃないよ!何よりその子が卵から孵る前に怪我したら、その子も悲しむでしょ?!」


「ううぅ、」


「行ってくるから、待ってて!絶対!絶対だからね!!」


危なすぎ、核爆弾レベルの兵器が街に行くとこだったよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ