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姫様  作者: Morisa1380
1章森の中の生活
1/9

1 人間は嘘つき

物心ついた時から私には家族という存在がいなかった。


でも私はひとりぼっちではなかった。

私は精霊と妖精によって育てられた。


精霊達は人間以上にいろんなことを知っている。

精霊は基本的に人間の前には姿を現さない。

でも私は他の人が見えない状態である精霊を見ることができた。


精霊達はおしゃべりだ。

色々なことを見聞きしている。

みんなに聞けば色々なことを教えてくれる。


妖精達はイタズラ好きだ。

よくイタズラをしてくる。


人間を違って精霊は嘘が苦手だ。

別に嘘をつけないわけではない、、、、でもとってもわかりやすい。


すぐに嘘ついているかわかってしまう。

目が泳ぐのだ、もう少し嘘をつくのが上手になった方がいいと私は思う。


私は他の人間と会話したりすることは滅多にない。

会話することがないわけではない。

近くの街に行って妖精達が欲しがるものを買ってきてあげたり、自分のものを買ってきたりする。

でもその時ぐらいにしか人間と喋ったりしない。


精霊も妖精も多くは人間が嫌いだ。

私も人間は嫌いだ、人間は嘘をつく。


私は嘘がわかる、私は特別だ、目で感情が読める。

頑張れば相手が考えていることを知ることができる。


人間はこの瞳を聖女の印とか、心眼とか言ったりする、らしい。

皮肉だと私は思う。


私にとってこの瞳は呪いだ。

知りたくなくても感情が読めてしまう。 


だから私はこの瞳が嫌いだ。

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