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Prologue

 ──この世界は成熟して、停滞して、……とても歪だ。


 上下、優劣が基本的には固定された社会。


 生まれ持った身分に、そこに付随する金、そして頭脳、才能。

 身分はもちろん貧富の差も、知能の差も。表向きの「建前」はともかく、実質覆ることはほぼない。


 鮮やかな形勢逆転など、早々起こらない。


 そして身分や能力が尊ばれる社会だからこそ、「大義名分」は決して蔑ろにできないのだ。

 たとえ表面的なものであっても。


 人間は等しく公平だと謳われているのだから。


 人間(・・)は。


 だからこそ無秩序な弱肉強食とは程遠い、整えられた社会のかたちを維持するために希望は存在しなければならない。



 まるで壮大な、観客のいない舞台のように。







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