7.外の世界と新たな仲間たち
そのまま全員が黙々とマニュアルを読んでいると、地球に対策本部を神が作らせたというようなことが書かれていた。
どのように作らせたかなどは書いていなかったが、何かが起こりそうなところの周りに壁を作って(神が)、北の端に対策本部を作らせたそうだ。
ちなみに、現在地は何かが起こりそうなところの真ん中だ。
もうそろそろ動いた方がいいだろう。。
1人で立ち上がって動こうとすると、
「「ほんま協調性ないなぁ。」」
と言われた。とりあえず
「じゃあ本部見にいって見るから」
と言ってこの部屋から出ようとすると、
”せめて全員で出ようよ“
と書かれた紙を神が貼っていた。
その紙を破り捨てたのち、
「やっぱりみんなで行きませんか?」
と提案すると、
「やっぱり最初の一歩はみんなでがいいですね。」
「「賛成やで〜」」
と返ってきた。
一応隅野葵(心を読んで確かめた)も腰を上げているので一緒に出てくれるのだろう。
外を見ると広がっていたのは、禍々しい雰囲気を出した荒原だった。
とりあえず北へ進もうとしたがどっちが北か分からない。
地図を見た感じ壁までは1キロメートル強あるみたいだ。
木の位置などを参考にして方角を割り出して、歩き出した。
壁に着いたらいかにもな建物があった。
とりあえずノックをして見ると、中から中学生ぐらいのの人が出てきた。
「久しぶりの新入りだね。
歓迎するよ。
ようこそ『地球崩壊対策本部』へ。」