62.説得
残り1分。
逃げ出そうとする彼女に話しかける。
「気づかれてないと思ってた?」
「…」
答える気はないみたいだ。
「気づいていないと思ったら大間違いだね。」
「危険なことに巻き込みたくなかったから…。」
そんなことではない。
「前世。」
「…っ?!」
実際最初は気づいていなかった。
考えようともしていなかった。
身を挺して助けてもらった時。
あんな状況になるまで気づかなかった。
最初こっちに向けられた視線が不思議でたまらなかった。
今思えば当然のことだと思う。
周りでいじめられてたのを止められずに死んでいった人と再会したらそうなるだろう。
天野未来は救世主兼前世でのクラスメイト。
いや、前世でのクラスメイト兼救世主だろうか。
こんなこと考えている暇はないだろう。
「前世でも助けてくれたね。」
「違う。
助けられてない。
助けれてなんかない。」
まだ、まだそんなこと言うのかな、君は。
「結果論で言えば助けられている。
その時の精神的な状況でも助けられていた。」
少なからず彼女がいなければすぐに死んでいただろう。
「私があんな中途半端に死んでったから…。」
確かにあのタイミングでかなり参ってしまったかもしれない。
あぁ…。
多分彼女は勘違いをしている。
「悪かったよ。
中学生の時と死んだ時の見た目が変わってなくて。」
自分はかなり…よく言えば愛らしい、悪く言えば子供っぽい。
「自分はまだ…中学生という時代…いや、君がいた頃に未練があるんじゃないかな。」
彼女の顔は見えない。
それでも歩みは止まっている。
「君には遠くに行ってほしくないかな。
まだ近くにいて欲しい。
まだ、まだ一緒に居ようよ!」
手を伸ばす。
彼女の手と自分の手が重なろうとしていた。
想定外、というものは平穏を連れてきてくれないらしい。
最近の会話(現実)2024/3/1
Aさん「昨日のニュース見た〜?」
自分「あー。最近地震多いよね〜」
Aさん「…」
自分(違う…だとぉ!?)
最近地震が多いので気をつけたいところです。
この物語でわからないところがあったら感想で聞いてくださいね〜。
文がぐちゃぐちゃなのは自覚しているので…。
(・ω・`)




