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「今回の宿泊行事だけど何も起こらない気がしない。」
周りはみんなきょとんとしている。
「「今まで事故起きたことあらへんのやろ?」」
確かに学校のデータによると特に事故が起きたということはない。
「事故が起きていなかったわけじゃない。
事故が起きた記録がないだけ。
それも学校の責任じゃないのがタチが悪い。」
「…周りで事故が起きたなら絶対に覚えている人はいると思うけど。
1ヶ月ほどとは言えほとんどの時間を一緒に過ごしていたんだよ?」
原因まで全てわかっている。
ただ今話すわけにはいかない。
「今は知る必要はない──」
かな。
今はまだやめておいた方がいい。
「とりあえず今は守ることだけを考えよう。」
それだけ言い残して個人の部屋に戻る。
「まって──」
部屋には防音魔法を張っている。
大丈夫。
私は大丈夫。
Q.なんか雑じゃない?
A.ここら辺のこと何にも考えてなかった。




