表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
線の交わる場所で。  作者: 白空
第1章
5/69

5.新たな出会い

異常なくらいに静かな空間に変化があったのはすぐだった。

部屋の真ん中に突如として割れ目が現れ、そこから出てきたのは1匹の猫だった。

全員が呆然としていると、猫が喋り出した。

「やあみんな。

調子はどうだい?

まあ、みんな死んでからここに来てその体は作り物だからね。

中学生くらいの体系なのは、コスパがいいからだよ。」

…誰も喋らない。

驚きで話せないと言った方が正しいかもしれない。

「じゃあとりあえず自己紹介しておいてね。では。」

と言うと猫は跡形もなく消えていった。

その不思議な空気の中、約43秒たった時だった。

ついに1人が喋り出した。

「私の名前は天野未来。死ぬ前は26才だったかな?

元気なところが取り柄です!

じゃあ次はそこの君!」

元気に彼──俊介に指を向けて言った。

仕方がないので話すことにしよう。

「僕の名前は北川俊介。」

とだけ言うと、

「年齢は?」

と聞き返された。

(別に言わなくてもいいじゃないか)と思いつつ、

「死ぬ前は22才だった。」

と返しておいた。

「それだけ?まあいっか。

じゃあ次はそこの双子さん?ちゃん?」

「「えーと…あっ!」」

モロ被りだ。

双子だからだろう。

「「…」」

ボソボソ話し合ったのち男の子の方から話し出した。

「僕の名前は寺沢一やで。

こいつの兄や。

死ぬ前は14才やったで。」

「わたしの名前は寺沢夢やで。

こいつの妹や。

死ぬ前は兄と同じ14才やったで。」

「2人とも仲がいいね。次はそこの君!」

次は端っこの方で大人しくしていた女の子だ。

「…別に話す必要ないじゃん。

なんでみんなそんな口が軽いの?」

「まあまあそんなこと言わず…」

「なんで言わなきゃいけないのよ!」

彼女は声を荒げて言った。

少しまずい雰囲気になったところでまた猫が出てきた。

「別に今言わなきゃいけない訳じゃないけど言っておいた方がいいよ?

まあ個人の自由だしね。

じゃあ次はなぜここに君たちがいるのか、説明していくよ。

この地球は約1000年に1回大災害が起こるんだ。

今回はちょっとイレギュラーで、1000年たっていないけどその前触れが出てきたんだ。

いつもなら止める人が自然に出てくるんだけど、今回は出てこなかったから、君たちを呼び出したんだ。

ということで特別に能力をあげようと思う。」

と言うと目の前に4つのカードが降ってきた。

「あと双子さんは2人で1枚ね。」

と言うと自分の近くにカードが飛んできた。

ついに会話が( ^∀^)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ