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4.北川俊介 転生
とある雑誌の取材で山奥にある廃墟を散策するという、初めての単独取材の来ていた。
編集長を納得させるにはどのような文にすれば良いかを考えながら歩いていたら後ろで物音がした。
そして自分の身体の異変に気づいたのはすぐだったが、何が起こっているのかは分からなかった。
じんわりと熱さが広がっていく、人生で初めての経験だった。
場所は腹部、確かめようと手を動かそうとしたら倒れた。
(理解が出来ない。)
とりあえず触ってみると手にベッタリと血がついていた。
血を吐いた。
夢なのかと思いほおをつねってみたが何も起こらない。
この後すぐに死ぬんだろうなと思った。
「人生の最後に何をしようか」などと、考えようともせず目を閉じようとした。
──していたと言った方が正しいか?
自分を殺したいほど恨むような人がいたのだなと思い、最後に後ろを振り向くとそこにいたのは──
自分の顔に似た人だった。
目を開けると周りには4人の中学生ぐらいの人達がいた。
ついに他のメインキャラ登場です!
わくわく。