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テーマ詩集:時間

移ろえる時間に

作者: 歌川 詩季

 なぜか、こういうの描きます。

 廻りはじめた歯車に

 歯止めはきかないぜ あたりまえだろう?

 (ある)いは

 (こぼ)れる砂粒を(すく)おうとする 掌の悲哀


 過去に(まぎ)れた現在を 未来で(ころ)ばす

 ()まるのは 螺旋か 円環か

 秒針に(わずら)うよ 永遠(とわ)の計を待つ

 我が(せい)(たと)う言葉があるなら

 流砂に()まるる廃屋(はいおく)とでも



 かかりはじめた拍車には

 休符を書き込めるわけもないだろう?

 (ある)いは

 (したた)(しずく)(ふさ)ごうとする 掌の愚行


 禍根にまみれた原罪を 味蕾(みらい)(ころ)がす

 歩むのは ねじれか 直線か

 病身(びょうしん)(わずら)うよ 十羽(とわ)の蝶が舞う

 我が死をも(いた)風情(ふぜい)があるなら

 (こよみ)がめくった花片(はなびら)とでも

 韻を踏む、言葉遊びから描いたんでしょうが…

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― 新着の感想 ―
[良い点] いいですね。 なぜか読んでいると私の中二心が疼きます。 格好いい単語とか、セリフとかノートにびっしり書いてたなぁ。 日本語の文章表現の奥深さ! 最高です!
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