移ろえる時間に
なぜか、こういうの描きます。
廻りはじめた歯車に
歯止めはきかないぜ あたりまえだろう?
或いは
零れる砂粒を掬おうとする 掌の悲哀
過去に紛れた現在を 未来で転ばす
嵌まるのは 螺旋か 円環か
秒針に煩うよ 永遠の計を待つ
我が生を例う言葉があるなら
流砂に呑まるる廃屋とでも
かかりはじめた拍車には
休符を書き込めるわけもないだろう?
或いは
滴る雫を塞ごうとする 掌の愚行
禍根にまみれた原罪を 味蕾で転がす
歩むのは ねじれか 直線か
病身に患うよ 十羽の蝶が舞う
我が死をも悼む風情があるなら
暦がめくった花片とでも
韻を踏む、言葉遊びから描いたんでしょうが…