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地球とは違う世界の物語  作者: 週刊M氏
22/38

第一章新たな戦い(ライカル)その9

ラストラン本軍と軍神率いる連合軍本軍が遂にぶつかる。


当初、ラストラン本軍に増援が来るまでとタイムリミットがある連合軍は勝ちを急がねばならないため、攻めの陣形にすると思われたが以外にもやや守りの陣形である横陣を敷いていた。



騎兵六万


軽装歩兵四万


重装歩兵二万


総指揮「軍神」エルゲリン=ファーラント




       


           ⬛

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   □□             □□

           ⬜

          ◇◇◇




記号一つで二千人と捉えてください



騎兵一万


軽装歩兵五万


重装歩兵四万



総指揮「凡将軍」ラストラン




対する四帝国軍は作戦通り守備に徹した陣形をとった。極端に左右に配置された重装歩兵は連合軍騎兵対策である。戦争では騎兵の突撃で戦局が変わる場合(鉄騎兵等)があるので、あらかじめ対策しておく、ラストランらしい陣形である。



「閣下、連合軍の歩兵が重装と軽装で別れるのは理解できますが、中央とその他で分けるのはいささか変に感じますが?」


「その通りじゃ。両翼の騎兵の援護とも考えられるが、それにしても極端すぎる。それに予備兵力も軍の規模の割に少なすぎる。もしかしたら奴らは、この一日足らずで我が軍を打ち破る気なのかもしれぬ。」


「「この一日で」ですか?」


「そうじゃ。陣形の謎は解けぬが、予備兵力の少なさは、今日中に決着をつけると言うならば辻褄が多少だが合う。」



広範囲に渡る防衛戦で見せたように戦略的思考は経験者であるラストランの方が深く考えることができている。だが、ただ一ヶ所に限定された戦場における戦術的思考は才気溢れるエルゲリンの方が若さ故の新たな着眼点や、固定概念にとらわれない思考により先行していた。



ラストランが今回の連合軍本軍の行動を自分ならしないと言ったのは、彼が戦術方面でやや遅れをとっているからに他ならず、その行動が間違っているわけではない。


そして、


「全隊作戦通り、行動を開始せよ。」

「兎に角、守備を徹底させ、耐え忍ぶぞ!」 


両将の号令により決戦が行われることになった。


まずはやはり連合軍が動いた。正面に展開する全兵が突撃を開始した。それは予想できていたが、その突撃の形が予想外であった。


というのも、騎兵を最初に突撃させるのはセオリーであり、さほど驚きはなかった。だが歩兵が違った。歩兵が端から順に突撃を初めて凹型になっていたのだ。



           ⬛

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           ⬜ 

          ◇◇◇




「そういうことか!なるほどのぉ。奴らは我が軍の中央にいる軽装歩兵軍を徹底的に叩こうとしておるな。そうはさせんぞ。」



そう言うと、ラストランは騎兵を動かし、敵軽装歩兵軍にそれぞれ突撃させた。



暫くすると四帝国軍騎兵が連合軍軽装歩兵を圧倒し完全に歩兵の足を止めさせた。その後、歩兵同士の乱戦になったが、騎兵に乱された連合軍軽装歩兵たちは効果的な陣形をとる前に多くの犠牲を出してしまった。



しかし、連合軍騎兵も負けていなかった。四帝国軍重装歩兵を大混戦となりながらも少しずつ討つことでかなりの損害を与えていた。




           ⬛



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            △

   □□              □□

            ⬜

           ◇◇◇






全体的に一進一退の展開となった戦局であるが、両軍が予備兵力を動かさなかったことで、停滞し始めていた。



その後、ラストランが日暮れまで守りきり、その日の戦闘が終了した。



その日の中頃には四帝国軍の副官たちも近くに布陣しており、連合軍の勝ちの芽が潰れかけていた。

誤字脱字の報告、意味のわからない言葉の指摘等は大変助かります。是非丁軸俺害します

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