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地球とは違う世界の物語  作者: 週刊M氏
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第一章新たな戦いその9

遂に終わりが見えてきました。あとは6話程で戦いが終るのでよかったら見てください。

 明け方、軍が動き始めた様子を数えるのも億劫になるほどの瞳が見つめている。見られている側は未だ気付かず。



「これより最終確認を行う。我が軍はカーセン軍、ジョン・ジャックソン軍がラストラン本軍と集結する前に、本軍を叩く。数はおおよそ十万いるかどうかの本軍に対し我が軍は十五万を超す。押し潰せば、圧勝できる。これが最初で最後の挽回のチャンスである。物にするぞ!」


「は!」


「行くぞ皆の衆!!目指すは「凡将軍」ラストランの首!」



「「「「「おおーーー!」」」」」


士気もかなり回復し、軍が動き出した頃、左方後方、右方後方にて、




「よし、完全に動き始めた。ここでいけば、初動が遅れること間違いなしだ。」


「そうだな、向こうにも始めるぞと伝えておけ。」


完全に彼らの意識が覚醒していないが、歩けと命令が来たので、歩くことにだけ、意識を傾けた絶妙な瞬間、全くの無防備だった後方より突如万を超す軍勢が現れた。


「ンーあ、何だありゃ」


ほとんどの兵が何が起こったかもわからず、挽き肉になった。それもその筈、四帝国いや、世界でも最強と称される騎馬、鉄騎兵を先頭にして、何ら抵抗もないまま、無防備な後方に衝突したのだ。構えていたとしても、防げぬ鉄騎兵、それをくらわば何もできぬが道理であった。


       ▽            ▽                  ☆☆            ☆☆


                          

                         

           ■■■■■■

           ■■■■■■

           ■■■■■■  ・連合軍十四万







「後軍だけでは鉄騎兵は抑えられぬ。後軍で身動きを封じ、その間に軍を側面に展開せよ。」



         ・ 白はだいたい記号一つで二千


         ・ 黒はだいたい記号一つで八千程

                       です


    ■            ■

     ■  ☆☆▽▽☆☆  ■

      ■ ■■■■■■ ■

       ■    ■■■

        ■■ 



「さすがは各国に名が響きわたる「軍神」すぐさま最適解を打ってきた。が、今回ばかしは速すぎたな。」



完全に後方に来た奴らを包囲殲滅する構えをとった瞬間。元々正面だった後方より、またしても万を超す軍勢が現れた。これにより、連合軍はかなりの損害を被ることになった。



四帝国軍本陣



「軍神よ、貴様は間違ってはいない。鉄騎兵は後軍だけや、全軍の向きを変えただけでは確実に止めれなかった。だからこそ後軍を盾としてその間に包囲殲滅することは上策であり、貴様は学校だったら満点の戦法を立案し、実行した。」


ラストランは一服すると続けて、


「だが残念だったな、その作戦が有効なのは敵が一軍だったらの場合のみなのだ。撤退が難しい鉄騎兵の撤退を援護するための軍がおらぬわけなかろう。鉄騎兵の時点で気付くべきだったな。」


「お見事です。閣下。このままいけば如何に軍神と言えど出っ鼻を潰されるはずです。」


「いや、ここであることに気付けれたなら、逆転の一手を打って来るぞ、あまり軍神を舐めるな。」


「?逆転の一手とは如何様な物でしょうか。」


「我が軍は未だ集結できておらず特に本隊は強襲軍を出したがために大幅な弱体化をしておる。奴が捨て駒として三万程残し、数の差を活かし、本軍に来たなら十分に此方は危機に陥る。まあ、ワシはやらんがな。」



そう、大局を鑑みるに、危機に陥っている連合軍だが、対する四帝国軍も決して安全とは言い難い戦況なのだ。ラストランの副官の軍も集結を急いでいるものの、どちらかというと、心理的に追い詰められている連合軍の方が進軍が速く、本軍を果敢に攻めれば十分に勝機はあるのだ。



 連合軍本軍



(ここで第三の軍が来ていないことを見ると、奇襲はこの二軍か。副官たちが戻ってくる前に我が軍が本軍に攻勢をかけることは可能だが、それは捨て駒を置いたときのみ。さらにそれが少なすぎても後方からの奇襲を受ける可能性が有り、逆に多すぎても本軍を打ち破れなくなる。本来ならば撤退すべきだが、上層部が公国に助けを求めたせいで我々だけが撤退することも不可能。ならばッ)


「全軍に告げよ。これより我が軍は少々予定が狂ったが敵将ラストランを討ちに行く。ただし後軍は三万ほど残しここで敵軍を打ち破れ。」



遂に本格的な衝突が起きようとしている。逆転か、それとも否か、

補足です。散々やられて良いとこ無しの連合軍ですが、しょうがないのです。なぜなら装備が違うんです。(兵士の)例えば、連合軍の兵士にとっては致命傷となる傷も四帝国軍兵士の前では只のかすり傷、打撲で済んでしまうのです。そしてもしですが、装備が同じだったら確実に彼らは勝っていました,

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