自分が嫌いな私と「演劇」
私は大学の演劇部と、社会人の方も所属している劇団に所属しています。
演劇に興味を持ったのは中学三年生のころで、高校訪問で見た「演劇部」の文字に「演劇で他人になれば、自分のことを忘れられるかな」と思ったのがきっかけです。
入学した高校に演劇部はなく、その後声優さんの人気の高まりもあり「声優になりたい」と思うようになりました。しかし進学校だったため専門学校への進学は許されることはなく、大学は成績と、演劇部の有無で選ぶようになりました。
今思えば、演劇は自分の内面と向き合わなければ成り立ちません。自分が嫌いだから、自分と言う存在から逃げながら演劇と向かい合うのは矛盾した行為です。
セリフを覚えてキャラクターになりきってみるのは楽しい学生演劇の特徴の一つでしょうが、それが正解ではありません。何が正解かはまだ新人の私には分かっていませんが、これから追い求めなくてはならないと思っています。
「自分が嫌い」から始まった俳優の素人としての道ですが、最近は躁鬱病の影響もあってか自分に興味がなく、向き合うこともまともにできなくなりました。それでも、治療を続ければいつかは心から演じることを楽しめるようになると信じて、今日も私は演劇と向き合っています。