#1 ミルヒちゃんもいっしょに魔法少女しようね!(ミルヒちゃん視点)
「マジカルミルヒちゃん爆誕!」
ミルヒはお友達のメルクちゃんに魔法少女の恰好をさせられちゃった……。
どうしてこうなったのかというと、今から少し前……。
部活動をする声が響く放課後。
ミルヒしかいない教室にお友達のメルクちゃんがやってきて魔法少女の衣装を手に満面の笑みでこう言ったの。
「ミルヒちゃんもいっしょに魔法少女しようね!」
メルクちゃんが手にしてる魔法少女の衣装は、ピンク色を基調としていてとても可愛い……でも――。
「そんな恥ずかしい恰好できないよ!」
「ミルヒちゃんのために頑張ってつくったのに……」
恥ずかしくて着れないと答えるとメルクちゃんはしゅんとしちゃった……。そしてメルクちゃんはみるみるうちに今にも泣きだしそうな顔になっていったの。
経験則だとメルクちゃんの演技の可能性もあるけど、やっぱり悪いことをしちゃったかなぁ……。
ミルヒはつくる大変さはわかってるはずなのに……。
だからミルヒのためにメルクちゃんは頑張ってつくってくれたから応えてあげなきゃ!
「ごめんね、メルクちゃん……」
「……」
「メルクちゃんのつくってくれた衣装、着るから元気だして!」
そうミルヒが言った時だった。
「わーい!」
すると、振っていた雨が急に止んで日が差してきたようにメルクちゃんは両手を広げてキラキラした目を向けてきた。
どうやら元気を取り戻してくれたみたい。
元気を取り戻してくれて良かったと思っていたのも束の間、突然メルクちゃんが素早くくるっと後ろを向きになりドアに向かっていった。そしてドアの前に立って、手慣れた手つきでドアを閉めて鍵をかけ始めた。
鍵をかけた後、凄い速さで戻ってきたなりミルヒに抱きついてきてこう言ったの。
「ミルヒちゃん、着せてあげるね!」
ミルヒはメルクちゃんの行動にただただ圧倒されて、何が起こったのか思考が追い付かなかった。それにメルクちゃんに悪いことをしてしまったばっかだから、ミルヒはメルクちゃんに何も言えなくて言われるがままされるがままにになってたの。
「ハァハァ……」
恍惚とした表情のメルクちゃんが粗い息遣いをしながらミルヒの制服に触れると、あっという間にミルヒは下着姿になっちゃった。
なにこれ怖い……。
そんなこと思ってたら、ぱんつまで脱がされちゃって……。凄く恥ずかしいよ、メルクちゃん…。
「フヒヒ……」
そんな恥ずかしがってるミルヒをメルクちゃんは嬉しそうに見つめながら魔法少女の衣装を一つ一つ着せてきたの。
下着。スカート。上着。グローブ。ブーツ……。他にもなんか、いっぱい取り出して、あっという間にミルヒは魔法少女の姿になっちゃった。衣装を着てミルヒが恥ずかしがってるとメルクちゃんが嬉しそうに言ったの。
「マジカルミルヒちゃん爆誕!」
こうしてミルヒはメルクちゃんに魔法少女の恰好をさせられちゃった。
それにしても採寸とかされたことないのに衣装が丁度良いサイズなのは不思議すぎるよ、メルクちゃん。
そんな疑問を感じてると、メルクちゃんは舌をなめずりながら、突然こう言い出した。
「ミルヒちゃん、ペロペロしたいよぉ!」
なに言ってるの!
「変態! 変態!」
「もっと言って!!」
そう言うメルクちゃんはすごく嬉しそうだった。
そしてどこからともなく二つのぱんつを取り出して、片方を頭に被りこう言った。
「ミルヒちゃんのぱんつ、クンカクンカしよぉ」
それから、もう一つのぱんつをお鼻につけながら嗅ぎ始めたの。
やめて、メルクちゃん……!
ミルヒのぱんつを嗅がないで、メルクちゃん……! というか、なんで二つもミルヒのぱんつ持ってるの!? 気持ち悪いよ、メルクちゃん…!
「変態! 変態!」
「もっと言って!」
そう言うメルクちゃんは、さっきよりもすごく嬉しそうだった。変態って言われたくてぱんつ嗅ぎ始めたの!?
手遅れすぎるよ、メルクちゃん……。
メルクちゃんの奇行で忘れるところだったけど、ミルヒのぱんつを返してもらわなきゃ。
「メルクちゃん、ぱんつ返してね」
「ダメだよぉ」
即答で断られた。
そしてメルクちゃんに続けてこう言われたの。
「ミルヒちゃんのぱんつはメルクのもの、メルクのものはメルクのものぉ!」
その理屈はおかしい。
「うへぇ……」
メルクちゃんはミルヒのぱんつを返してくれそうであきれて思わず声にでちゃった。
それからミルヒのぱんつを嗅ぐのを十分楽しんだのか、今度はメルクちゃんは写真を撮り始めたの。
「ミルヒちゃん、かわいいね!」
そう言われながらいろんなポーズをメルクちゃんにさせられて、いっぱいカメラで写真を撮られちゃった。
「ミルヒちゃん、大好き!」
撮影を終えた後、メルクちゃんは最高の笑顔でそう言って抱きついてきて顔を舐められたの。ミルヒは顔を舐められてるのに気を取られたけど、メルクちゃんの大きな胸があたるのに気付いた。
そしてミルヒは思わず自分のお胸を見てしまったの。ミルヒも少しは膨らんだお胸がほしいよ……。
「ミルヒちゃん、これからもずっといっしょに魔法少女しようね!」
メルクちゃんのお胸をあてられながらメルクちゃんに顔を舐めながら言われた。
「う、うん……」
メルクちゃんの勢いに押されてそう言うしかなかったのもあるけど、ミルヒはそれよりも撮影が長かったのか、おトイレに行きたくなっちゃった。それでメルクちゃんの話どころではなくなってきちゃったの……。
「メルクちゃん……おトイレ行っていい?」
そしたらメルクちゃんはどこからともなく持ってきたおまるを手にこう言ったの……。
「この容器におしっこしてね!」
小学5年生にもなっておまるなんか使いたくないよ……! 恥ずかしすぎるよ……!
「無理! 無理!」
全力で拒否しながら教室のドアに向かったけど、ドアの鍵はメルクちゃんが閉めてしまっていて開かない。
教室から出られないとおまるにおしっこさせられて、例え教室の外に出られたとしてもこの魔法少女の恰好を誰かに見られるかもしれない。
どちらも恥ずかしい未来しかない気がする。
どうすれば良いか分からず右往左往してると、おまるを手に持ったメルクちゃんが不敵な笑みを浮かべながらどんどんこちらに近づいてくる。
メルクちゃんに追い詰められて、足から力が抜けてその場で座りこんじゃった。
「ふぇぇ……恥ずかしいよぉ……」
そう言った瞬間、お股から生暖かいものを感じたの……。
「うわぁあああん!」
ミルヒはおもらししてしまって泣いちゃった……。
後は、これ以上おもらしはしたくない気持ちもあって抵抗出来ずにメルクちゃんにされるがままになっちゃった……。
ミルヒはおまるに座らさられ、おまるに座るミルヒをメルクちゃんに見つめられる中、ミルヒはもうどうしていいのかわからなくなってしまってまた泣いてしまったの……。
「うわぁあああん!」