勇者サンシャインの活躍記1
僧侶無双の前日談です。ここと次の話だけ転生します。
外伝第1話 勇者サンシャインは転生するんかい。転生しないって言ったやんけ。
勇者サンシャインとは誰なのか。それは転生者である。あらすじに矛盾するが訳があるので最後まで頼もう。勇者サンシャインは大和国の護国という島の江島というところで生まれた。そこは現代的で、ビルや車が走る科学の世界だった。魔法なんてものはなかった。そして、彼の大和名は日出照光だ。ごく普通の大学生をしており、部屋でサボったり、ゲームをしたり、彼女できないかなっと妄想してみたり、2次元の世界ならどうだろうと妄想したりしていた。おそらく女神が彼の自堕落な生活を見ていたのだろう。彼が授業をサボって歌いに行こうと信号を渡っているときに、信号を無視してきた飲酒運転の車が突っ込んで来た。なんでやねんとツッコむ暇もなく、サンシャイン大和名日出照光は死んだ。彼の人柄は、誰に対しても優しく、滅多なことでは怒らず、独り言は多かったが、英語のできる人だった。葬式の時、多くの人が悲しんでいた。で、日出照光は白い空間に来ていた。彼の知る白装束から、死後の世界だと思った。
女神「日出照光。貴方は先程なくなりました。」
照光「さいですか。妹達は元気でいさせてやってくれ、後はそうだな。妹に頑張れよとあと無理すんなよ。の二言を。」
女神「わかりました。」
照光「で、死んだんやろ?俺。転生とかある風やけどどう?」
女神「正解です。」
照光「俺な、昔から勇者に憧れてたんや。てか、俺の好きなもんをもっと皆に知って欲しいんよ。ほなけん、転生できるんめっちゃ嬉しいわ、」
女神「へ、へー。そうなんだ。」
照光「で、転生でチートもらえるなら欲しいけど、ステータスわからんからな。とりあえず魔法の世界なら魔力世界一で、あと全属性魔法使いたい。あと回復魔法も。」
女神「それは望みすぎです。せめて絞ってください。」
照光「なら、もし妹がこの世界来たら俺より多い魔力と属性与えたってくれ。てか、無理でも、全属性の魔法使わせてやって欲しい。魔力はできれば世界一で。」
女神「なんで貴方はそんなに妹の事を機にするんですか?」
照光「10年も離れとるんやで、可愛くない訳ないやん。女神、もしうちの妹不幸な目に合わせたらどんな悪者になろうともお前倒しに来るからな。なんなら魔王とでも組んでやるから。妹はよろしゅうたのんます。」
女神「妹大好きですね。」
照光「そりゃそうや。女神も妹おったらわかる。同じ性別やとわからんかも知れんけど、年の離れた異性の兄弟は可愛いぞ。」
女神「私は妹がいるんですが、よくわかりません。弟は可愛いですね。」
照光「3人か。兄弟大事にしてや。あと、うちのオカンとオトンにありがとうと、幸せだったって夢枕に立つんでもええから伝えて欲しい。」
女神「アンタは孔子のいう君子になりたいんか?」
照光「あかん。方言うつしてしもうた。まぁ、ええか。で、君子にはなりたいな。自分よりも人を助けたい。痛いんはあんまり好きちゃうけどな。」
女神「なら、妹さんは貴方の言ったもの全て与えます。」
照光「あと、異世界で勝手に名乗り変えていい?サンシャインとか。」
女神「勝手にしてください。私疲れてるの。わかってる?もうこれ下界では5年ほど経ってるの。下の世界に私いたら、ちょっとだけ価値が落ちると思うの。」
照光「なら、早よ行くわ。でも、女神様綺麗やで、下の世界でいくら年取ろうと、変わらん輝きを持ってる。魂が美しかったらどんだけ年取っても綺麗なもんや。」
こうして、異世界に転移して行った。