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『糞バンド』  作者: ウンボボ
第1章 糞バンド始動
2/12

初のオリジナル曲

バンドメンバーが集まるとまずは必ず最初に演奏する曲がある。


Ramones 「Beat On The Brat」


いやーこの曲、本当にカッコいい。好きすぎる。

いつかステージで歌いたい。

今は下手くそで人に聴かせるほどではないが、これは絶対に叶えたい夢である。

スタジオを長時間借りるお金があまり無いから、どんどんどんどん練習する。止まらない。

「KKK Took My Baby Away」

「Blitzkreig Bop」

次々と練習する。

ラモーンズの曲ばかり、、、。

そう、我々はラモーンズが大好きだ。

パンクロックっていいよね。

みんな、憧れるし。マネするし。いつか越えたい。

そのために今日も練習する。


そして、

約束どおり、

ベース担当レイラがオリジナル曲をメンバーに初披露した。


ガツンとくるパンクソングだ。

ラモーンズみたいな2分ぐらいの曲。

これがパンクだ、これこそパンクだって感じ。

今にもロッケンロールと叫びたいそんな気持ちだ。


すぐにギター、ベース、ドラムがそれぞれ練習を開始する。

私はボーカル、リズム隊が練習中のその間にこの曲に詞を付けてくれと頼まれた。

はじめての作詞。

クセもテクニックも無いし、今はストレートに思った事をただただ書いた。


これがパンクだ

これがパンクだ

他になにもいらないだろう

パンクロックがあるなら

バカにされても

笑われても

黙れ!糞野郎どもよ!

これがパンクだ、これこそがパンクだ。


はい、こんな感じの詞が出来た。

とてもダサい歌詞。だが、初作詞だし。しょうがないし。

メンバーもいいと言ってくれたし、これでいこう。我々のバンドの初オリジナル曲。


【これがパンクだ!!】


完成。


ギターのサヤが言う。

「今後の土曜日、近くのライブハウスでみんなも知ってるメジャーなバンドがライブするから突撃して前座で出してもらおうよ。この曲披露しようよ。」


そんなうまいこと行けばいいが、断わられると思うが我々は次の土曜日に実行する事を決めた。


そして日は立ち、土曜日、、、。

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