✚主要人物紹介✚
そろそろキャラが多くなってきたので、物語に登場する主な畜生共を紹介します。
ウォルター・バートン
主人公。年齢不詳。男性。
「ウォルター・バートン。魔法使いだ」
リンボ・シティ13番街に住む魔法使いの皮を被った何か。通称「畜生眼鏡」。無類の紅茶好き。外見は10代後半程度の人当たりが良い眼鏡男子だが実年齢は不明。畜生アンテナと呼ばれる特徴的な癖毛と丸眼鏡、そしてカーキ色のロングコートがトレード・マーク。リンボ・シティで最も有名な魔法使いで、人当たりが良いのに街中の皆さんに一番嫌われている眼鏡。魔法使いとしては最強クラスの実力者だが、その時の気分と紅茶の有無と相手との相性次第で凄まじいまでのポンコツと化す。そして戦う相手がどいつもこいつもヤバいので基本的に酷い目に遭う。双子のウサ耳美少女や巨乳な吸血鬼メイドとひとつ屋根の下に暮らす勝ち組として街に住む男性からは嫉妬と殺意の目を向けられている。実際のところはハーレムどころか生き地獄に等しい昼ドラも真っ青な爛れた生活を送っているのだが、詳しいことは作者のみぞ知る。
ルナ・クニークルス
ヒロイン。年齢不詳。女性。
「貴方には、笑っていてほしいの」
愛称は「ルナ」。ウォルターと同棲しているウサ耳美少女。ただし年齢不詳。白い長髪のツインテールと垂れたウサ耳、そして宝石のような蒼い瞳が特徴の超絶美少女。彼のパートナーで恋人のような関係にあるが、色んな事情のせいで中々関係が進展しない薄幸美人。白い服装を好み、雪のように白い長髪も相まってさながら妖精の如き美貌を誇る。小柄ながら胸が大きい肌色要員。彼女が脱がないと話が始まらない。物静かで感情の起伏が乏しいので誤解されがちだが、実は色々と熱くなりやすい性格でかなりの寂しがり屋。
ルナ・クローリク
多分、ヒロイン。年齢不詳。女性。
「はじめまして、死ね!」
愛称は「クロ」。ルナとは双子の姉妹で、彼女と同じくウォルターと同棲しているウサ耳美少女その2。白髪のボブカットと感情とシンクロして動く黒いウサ耳、そして宝石のような赤い瞳が特徴の超絶美少女。ただし年齢は(以下略)。顔つきこそルナと瓜二つだが、物静かな彼女とは対照的にお喋りで無邪気な性格。服装も動きやすいものを好み、女の子らしい服は着たがらない。口は悪いが甘えん坊で、知らないおじさんが相手でも笑顔でキャッキャウフフするのが大好きな困ったちゃん。ルナに匹敵する肌色要員。可愛いは暴力。
アーサー
ウォルターに雇われている老執事。70歳。男性。
「はっはっ、ご冗談を」
一応は人間らしい。ウォルターに執事として雇われている白髪のオールバックがイカス長身の老人。歳を取る程に男前度が増すナイスシルバー。非常に優秀な執事で大抵の事をエクセレントにこなす高性能バトラー。老齢ながら、その身体能力は普通の人間を軽く凌駕している。車の運転が得意。にこやかで優しそうな雰囲気に反して腹黒くて毒舌。同じくウォルターに仕えるメイドのマリアとは因縁浅からぬ仲。お爺ちゃんなのにウォルターファミリーの中で最年少だったりする。お爺ちゃんなのに。好物はコーヒー。
マリア
ウォルターに雇われている異人種「吸血鬼」の家政婦。年齢不詳。女性。
「うふふ、またまたご冗談を」
常に優しい笑顔で柔らかな物腰を崩さない素敵なメイドさん。かなりの巨乳の持ち主。淡い茶色の髪と暗闇で光る黄色い瞳、そして自己主張の激しいボインが特徴の美女。ただし年(以下略)。アーサー同様にエクセレントに優秀な家政婦で、家事とティーテイスティングに限れば彼よりも優れている。吸血鬼だが日光に耐性があり、そこまで頻繁に血を吸わなくても生活には支障をきたさない。バイクの運転が得意。双子の兎程ではないが、彼女も結構なお色気要員。同じくウォルターに仕える執事のアーサーとは因縁浅からぬ仲。眩しい笑顔の裏には色んな秘密が渦巻いていたりいなかったり。趣味は料理。好物は人間の血液入りコーヒー。
大賢者様
魔導協会代表。世界最高位の魔法使い。年齢不詳。女性。
「朝から素敵なサプライズね」
外見上は20代前半の泣きぼくろがチャーミングな美しい女性。ストレートに伸ばした白い長髪と蒼い瞳、そして抜群のスタイルが特徴の絶世の美女。容姿がルナと似ているが詳細は不明。リンボ・シティの治安と外の世界との均衡を維持すべく奔走する魔導協会の最高権力者で、多分この作品で一番の苦労人。紅茶好き。ウォルターとは非常に複雑な関係にあるが、詳しい事は本人たちにしかわからない。一指導者としても魔法使いとしても優秀で、協会職員の一人一人を我が子同然に可愛がっている。でも畜生眼鏡を始めとした魑魅魍魎が跋扈するこの街においてその良い人具合は却って仇となる事が多い。場合によっては彼女もお色気要員。白い服装を好むが下着は……
サチコ・鳳・ブレイクウッド
魔導協会代表大賢者専属秘書官。21歳。女性。
「……前言を撤回します」
黒い髪が素敵なクールビューティ。黒髪ショートと薄いグリーンの瞳が特徴の美人。美人だけど他の女性のキャラが濃いので影が薄くなりがち。大賢者専属秘書官というとんでもない役職にいるキャリアウーマン。ポーカー・フェイスと事務的な言動が特徴で、感情の起伏がわかりにくいと専らの評判。眉が動くと街がピンチ。目がいつもより大きく見開けば本営がピンチ。口元が緩めば世界がピンチとまで言われる。非常に優秀なエリート魔法使いだが、優秀過ぎて融通が利かない残念な子。ウォルターが嫌い。幸が薄いからサチコ。実は脱いだら凄いけど脱ぐ機会は無いから目立ちません。
アレックス・ホークアイ
リンボ・シティ警察で働く鉄人警部。46歳。男性。
「嫌味か、この野郎」
リンボ・シティの治安を守るべく奔走する苦労人。既婚者。怪物にぶん殴られても死なない屈強な肉体の持ち主だが目は意外と可愛いと専らの評判。その毛髪は後退気味であった。ウォルターとは小さい頃からの知り合いで、彼の数少ない友人の一人。口では非難しつつもウォルターの事を誰よりも信頼し、民間人の為ならば命を捨てて奮闘する本作屈指の人格者。その為、必然的に酷い目に遭う。心労が祟ってか、ストレスが限界を超えると軽く現実逃避する変な癖がある。
デューク・ニコールソン
リンボ・シティ警察で働く刑事。23歳。男性。
「あのバカ、何かやるつもりですよ!」
リンボ・シティに生贄として捧げられた可哀想な子。彼女なし。銀色の髪と灰色の目を持ってるけど普通の人間。アレックス警部と実に息の合った漫才を繰り広げる名脇役。魑魅魍魎が跋扈するリンボ・シティに割とあっさりと順応する大物。普通の人なら軽く心が折れるような状況に遭遇しても記憶を改竄して現場復帰するプロ根性溢れる逸材。警部と赤い糸で結ばれた運命共同体なので彼と一緒に酷い目に遭う。いざという時には警部より頼りになったりならなかったり。
この紹介文に嘘偽りはございません。紅茶に誓って。