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第七話 腐ッタ少女ト、フラワーマスター

妖精達が酷い目に合います

瑠璃ちゃん無双です

紫達と別れ一人森の中をさ迷う瑠璃


瑠璃「あ~も~、ひ~ま~!なんか面白い事ないかなぁ?」


そう叫びながらしばらく森を歩くと、湖を見つけた


瑠璃「ようやく、開けた場所に出た~

・・・ん?」


空を見上げるとかなりの数の妖精達が行ったり来たりしていた

今のところ瑠璃には気付いてないようだ


瑠璃「・・・獲物見ぃ~つけた♪」


瑠璃の目が怪しく光った、すると瑠璃は周りの木を腐らし何か呪文を唱えると腐った木の形が変わり、次々と異形の者達へと変わっていく


瑠璃「ほら、あれがご飯だよ~

喰らってこい!」


異形の者達は雄叫びを上げながら妖精の群れに突っ込んでいく


妖精達もそれに気づき、ある者は弾幕を展開し、ある者は悲鳴を上げ逃げ始める


瑠璃「キャハハハハハハ!もっと早く逃げないと死んじゃうよぅ?キャハハハハハハハハハハハッ!!」


瑠璃は鎌を振りかぶり弾幕を放つ妖精の頭目掛けて投げる

鎌は回転しながら孤を描き妖精の頭を吹き飛ばす

そしてそのまま二、三匹巻き込み妖精の体を引き裂く


逃げている妖精達も次々と捕まり異形の者達の牙や爪で引き裂かれ、食いちぎられ

ある者は玩具がわりに使い、壊す者もいた

湖は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した


瑠璃「キャハハハハハハハハハハハ!!

キャハハハハハハハハハハハ・・・」


瑠璃が笑い終わる頃には湖は静まりかえっていた

残ったのは肉片と血の臭いと、心にぽっかりと開いた虚しさだけだった


瑠璃「・・・足りない。

全然足りない・・・こんなんじゃ、私が満たされない

もっと強い奴と本気で殺し合わないと私が満たされない・・・

足りない足りない足りない足りないタリナイタリナイタリナイ・・・」


瑠璃は羽を生やし空を飛ぶと、辺り一面黄色い場所があった


瑠璃「あれ?この妖力・・・石燕?」


石燕は月で依姫に捕まったいるはずだが、もしもの可能性が出てくる


瑠璃が黄色い場所に近づくと、この妖力は石燕の物だと確信した


すると、次第に笑いがこぼれてくる

この際、どうやって月から逃げてきたのかはどうでもいい

瑠璃は石燕と殺し合う事しか頭の中になかった


近づいてみて黄色い場所は花が密集している場所だった

そして、その開けた場所に一軒家があり中から緑髪の日傘を差した女性が出てきた


女性「私に何か用かしら?」


瑠璃「いや、あんたに用はないけど。私と同じくらいの女の子って来なかった?」


女性「さぁ・・・来たかしら?」


女性はとぼけた様に喋る


瑠璃「とぼけるな。

あの妖力の大きさは間違いなく石燕だ

何処に向かった?」


瑠璃は鎌を握りしめる


女性「妖力?私じゃないの?」


女性・・・大妖怪、風見幽香は尋ねる


瑠璃「キャハハハハハハハハハハハ!

何言ってんの!?私から見ればあんたの妖力なんて雑魚も当然だよ!」


プチン、と何か切れる音がする


幽香「そう・・・そういえば、今ひまわりの肥料が切らしてるのよね・・・

ちょうど良いわ」


幽香は日傘をたたみ、瑠璃に向ける


腐死「腐死鳥の産声」


幻想「花鳥風月、嘯風弄月」


この日、とある場所で巨大な妖力がぶつかり合い、吹き飛んだ


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