表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

EP5:実力試験とチームメイト2

かなりご無沙汰な第5話です!

…今回はちと長い上に駄文です…

それではどぞ><

「おーし!全員集合」


この学校へ来ていつも通りとなった平凡なスクールライフを満喫し、放課後の部活時間。アップを終えた私達を藤村コーチが集めた。


「よーし集まったな。今日はこれから実力試験を行う!」


ざわざわ…


…何やら急に周りの雰囲気が変わった気がするけど…何が起きるんだろう…。


「組分けはいつも通り2グループに学年関係無しでランダムに分けてある。もちろんユニフォーム組は各グループ半々に配置してあるが…まぁ、胸を借りる感じで頑張れ」


おいおい投げやりだなぁ…


「あぁ、ちなみに組分けはいつも通りこっちのホワイトボードに書いてあるから各自で確認するように!以上解散!」


「「「「「はい!!」」」」」


…さて、どんなことをするのやら…。






組み分けとやらを確認するために私もホワイトボードを確認に来てみたが………うん、サッパリだね。

とりあえず第2グループなのは把握出来たけど……誰が何て名前なのかを全部分かってない私としては、はっきり言ってそれ以外の情報はあまり意味がないんだよね~。


「…しいて言うなら、瑠奈が私とは違うグループだという事がわかるくらいかな」


ちなみに瑠奈は第1グループに入っているみたいだね。…もちろんメンバーなんか見てもサッパリなのだが。


「どうやら違う組になったみたいだね」


「あ、瑠奈」


ホワイトボードをぼんやりと眺めていると、ナイスタイミング!と言わんばかりに瑠奈が話しかけてきた。


「ちょっと残念。せっかく久々に強い人とやれるって楽しみにしてたのになぁ~」


瑠奈は本当に残念そうにため息をひとつ吐きながらぼやいた。


「いやいやそんな…買いかぶりすぎだって」


そんな彼女のぼやきに私は苦笑いしながら答える。


「むー、やっぱり強者じゃんよ~。ひなた位の実力がある小学生がそんなこと言えないよ普通」


「あはは……」


そう言ってむくれる彼女に私は苦笑いしか出来なかった。…そんなこと言ってもねぇ…。


「ま、でもひなたの組にはうちでも3本の指に入る実力の『後輩』がいるし、退屈はしないと思うよ」


そう言って瑠奈はホワイトボードを指さした。そこには「北神莉央奈きたがみ りおな」と、書かれていた。



その後、瑠奈と少し雑談をしていると見知らぬ(入部してからそこそこ経っているのにもかかわらず一度も見たことがない)少女がこちらに歩いて来た。(これは余談だが、瑠奈本来の口調はかなりフレンドリィだという事が雑談中に判明。今に至る。)



「えっと…あなたが、今井ひなた先輩ですか?」


「そうだけど…」


「あの、私、南条稲姫なんじょう いなひめといいます。コーチから同じグループになった今井さんにこれからやる試験について教えてあげる様に言われたのですが、…もしかして、今瑠奈先輩から教えて貰ってますか?」


そう聞いてきた南条さんは、伏し目がちに私…というより瑠奈に聞いていた。…内気な子、なのかな…?


「ん?違うよ、ただ始まるまでちょっとばっかし雑談してただけ。だから安心して良いよ」


「そうだよ…って瑠奈ぁ~なんかあるなら教えてよ~」


「ごめんごめん。ま、こうして稲ちゃんがわざわざ教えに来てくれたんだし、オールオッケー!」


「全然良くないよ…」


全く、蛙の子は蛙とは上手く言ったもんだ。こういう所、コーチそっくりだ。


「…あ、あの」


「あ、ごめんね」


いけない。南条さんの事すっかり忘れてた…


「それじゃあ瑠奈、また後で」


「はいよ~。んじゃ稲ちゃん、あとよろしく~」


「は、はい」


南条さんの事を思い出した私は、瑠奈と分かれて自分の試験をやるコートへと歩き出した。

次回はキャラ紹介ー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ