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EP4:チームメイト1

最近長いなぁ…文章が。


多分しばらくは長くなるかもです。

コーチと話をした次の日、学校に行くと校門の前で佇む1人の女の子がいた。

私は昔から学校には7時に着く様にしているので本来なら朝練のありそうなサッカー部員しかいないハズなので私は不思議に思いながら校門を抜けようとしたら


「ごめんちょっと良いかな?」


と声を掛けられた。


「はい、何でしょう?」


「うん、ちょっと話があるから悪いんだけど私について来てくれないかな?」


何やら不安なお誘いキター!!


「は、はい…構いませんけど…」


…臆病者とか言わないで。私普段は普通(?)の女の子なんだから…。


「あっははは…そんな怖がらないで良いよ。少し聞きたい事があるだけだからさ」


そんな感じで慌てまくりビビりまくりな私の心情を察してか、目の前の女の子は笑いながら私にそう言ってきた。


「は、はぁ…そうですか。…そういう事なら、大丈夫です」


「あははは…どうやらだいぶ怖がられちゃったみたいだね…まぁいっか。んじゃ、とりあえずついて来て」


私の反応に苦笑いしながら、彼女は中庭の方へ歩き出した。








「さて、この辺で大丈夫かな?」


案内されて着いた場所は、ちょうど校舎と体育館の間にある部室塔。そこの、この時間は絶対に人気の無い生徒会室前だった。


「貴女としてはあまり聞かれたく無い様な話だろうしね。『レジェンド』の今井ひなたさん」


「!?」


…おかしい。

確かこの学校の人間は誰も私の正体を知らないハズ…


「…今、誰も私の正体を知らないハズだ…って思わなかった?」


「!!」


…どうやら「心の中が見透かされてる…って、考えてるでしょ?」…参ったな…


「…うん、貴女の言う通りそう考えてたよ。けどどうやって私の正体を知ったのかな?」


色々驚いたけど、そこだけは知りたい事だった。


「先に言っておくけど、情報源はコーチじゃないよ。何て言うのかな…」


そう言って目の前の女の子は少し考えた後


「…うん、まぁ今井さんには話しても平気かな?」


そう言ってから目の前の女の子は自身の事を話し出したのだった。







「…まずは遅くなったけど自己紹介から。私は6年3組藤村瑠奈。貴女と同じバスケ部で、ポジションはポイントガードをやってる。…苗字で分かるかもしれないけど、実はバスケ部のコーチは私のお父さんなんだ」


「………えーっと、…何て言うのかな…」


どっから突っ込めば良いんだろう…


「ははっ。まぁ、そういう反応になるよね…」


「えっと…ごめん」


「良いよ謝らなくて。…というか、これで貴女の事を知った理由はわかって貰えたかな?」


「あ、うん。それはわかったよ」


そりゃあ昨日コーチと1対1で話したからなぁ…これで納得は出来たよ。


「それはよかった。…さて、本題はここからだけど、私には昔から相手の考えている事が分かる能力があるんだよね」


「それは凄いね…ん?でもそれと私の正体って、一体何の関係が?」


だって、父親から聞いた時点でこちらの正体なんて知ってて当然のハズ…


「それはまぁ、…信じて無かったからかなぁ?なんせ全国優勝請負人と呼ばれてる『レジェンド』が、こんなバスケ無名校に来るなんて普通聞いただけじゃあ信じられないしさ」


なるほど、そういう事か…。

「…という事は」


「あぁ、今話して確信したよ。本物だってさ」


「そっか…」


何と言うか…


「残念?」


「…うん」


「大丈夫だよ。そう言うだろうと思って、誰にも言ってないし、言わないよ。」


「…ありがとう」


「いえいえ」


「じゃあ…えっと…」


「瑠奈で良いよ。藤村だと父さんと被ってわかりづらいからさ」


「了解。それじゃあ瑠奈、また部活で」


「あぁ。…これからよろしくね」


「うん、こちらこそよろしく」



お互いに握手をしてから、私達は自分達の教室へと向かった。…なんだかこの先色々起きそうだなぁ…

次回はプロフィールです!

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