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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

血の渇き

血の渇き[連載版]

前回投稿した血の渇きの連載版です。表現が難しくて挫折しそう...

俺はいつの間にか、老人を殺めていた。老人には首筋にぽっかりと大きな穴が2つ程開いていた。俺はとっさに自分の口を拭った。手にぺっとりとどす黒い血が付着する。


思い出した。俺は悪魔に魂を売り、吸血鬼になったのか。

オルムガンド...その後どうなったのだろう。我が家は焼かれているのだろうか。

...父上...ああ、神よ。なぜ...

  !!

悲壮感に沈む俺を鋭い視線が刺す。


ヒトなのか?確認しようと振り向いた刹那、肩に激痛が走る

グァッッ!

弓...矢...?!弓矢だ!

この矢を放ったのはみすぼらしい服装の青年だった

「よくも俺のじいさんを...!」

   シュパっと放たれた矢は俺の胸に刺さる

グハッッ!

衝撃はあるもののこの痛みに不思議と慣れてきた。

俺は50フィート先にいる青年の頭を目掛けて疾走する。青年は怯えたのか、矢を放って来ない。

恐怖に固まる青年の首をザパりと爪で切り裂く。

青年は声も出さずに、血の海にうつ伏せに倒れこんだ

俺は吸血鬼、アーカードだ。神も秩序もいまや無縁のものとなった。

血に伏した青年の体液を啜っていると、体に力が湧いて来た。若い血は美味である。


だが、我が武器が爪と牙だけでは心とも無い

コヤツの弓を頂くとしよう


俺は歩き続け豪邸を見つけた

いい血が飲めそうだ...

ッッグア!! 太陽光だ!体が、皮膚が焼け付くように熱い!!

俺は肌を焦がしながら、豪邸の二階に飛び込んだ


バリーンッ!ステンドグラスが割れ、物騒ぎな音が館を包み込んだ


...血を吸ってやる

音に駆けつけて来た筆事らしき、ヒトは俺の姿を見て怯えているようだ


ククク...筆事から血が溢れだしその返り血を浴び俺は更に力が湧いて来た


まだ息のある筆事を真っ二つにへし折ると、目の前のドアを蹴や振り、使用人達の新鮮な生き血を啜りながら、館を血の海に沈めていった

バキッ

なんだ?首を叩かれた気がして、振り向いてみると、案の定、屈強そうな男が仁王立ちで鉄の棒を構えていた。

フン...ヒト如きめが...俺は男の腹綿を抉りだし、鉄の棒に串刺しにしてやった

しかし、ヒトの死に様は一級の芸術作品にもひけをとらぬ美しさだ。

それにしても、どの部屋も美しいな

此処を私の城にしよう


だがまだヒトの匂いがする

この屋敷の持ち主は地下に逃げたか...よし、快楽を味わおうではないか!

地下室を見つけたがなにやらルーン文字が刻んである


アーカードは吸血鬼として生きることに楽しみを見いだしたみたいですね(笑)

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