#14:効率的だな。。。
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本日の投稿は、この#14からスタートです!
昼の一言:「ラーメン、食べました...!...読者の皆様にも、この作品の美味しさが届きますように...」
どうぞよろしくお願いいたします!
【前話のあらすじ:バドスをフルボッコにしたレイ。レイの次なる手は....】
「……さて、ああは言ったものの天下を獲る....口にするのは簡単だが、実行に移すにはリソースが足りない。まずは『人』だな...」
隣村の大村長・バドスを物理的かつ精神的に更更にした翌日。
レイは少し考え込むように腕を組んでいた。
バドスは間違いなく、恐怖に駆られてシレハ村の「異常な豊かさ」と「神の雫」のことを触れ回るだろう。
あるいは、恐怖で口を閉ざすかもしれないが、どちらにせよ、あの大村長が失禁して逃げ帰った事実は、周囲の村や王都の耳聡い連中を刺激することは間違いない。
「隠蔽を解いた以上、訪れる客は激増する。ならば――そこから搾り取るのが効率的だな。。。」
レイがそう呟いたとき、鼠族のロブが、珍しく深刻な顔で駆け寄ってきた。
「レイ様! お忙しいところ申し訳ございません! 実は……同胞たちのことで、ご相談が……」
聞けば、隣村のガラム村近辺にいた鼠族の一族が、バドスの八つ当たりによって住処を追われ、路頭に迷っているという。
その数、およそ二百。
「行く当てがないのです。このままでは皆、野垂れ死ぬか、奴隷商人に……」
ロブが膝をついて懇願するより早く、レイは結論を出した。
「二百名か。……ちょうどいい。ロブ、今すぐ連れてこい。俺が全員、買い叩いてやる」
「えっ、買い叩く……?」
「言葉の綾だ。労働力は対価によって支払われる。鼠族は手先が器用だ。 ゆえに、星屑の雫の製造ラインを任せる。……流石に俺が一人で瓶詰め作業をするのも、辛くなってきたからな....」
こうして、シレハ村に二百名の鼠族が移住してくることになった。
彼らが村に入った瞬間、その光景に腰を抜かしたのは言うまでもない。
「なんだこの道は……!? 土なのに、大理石より滑らかだぞ!」
「見て、あの家! 窓が……ガラス!? 王都の貴族様でも持っていないような透明度だわ!」
レイは驚愕する彼らを一瞥し、淡々と命じた。
「歓迎会は後だ。まずは工房に入れ。……ロブ、教育を任せる。俺が構築した魔導蒸留器の管理、ミリ単位の成分調整。これができれば、お前たちを『世界で最も高給取りの労働者』にしてやる」
「は、はいっ! 皆、聞け! レイ様に一生ついていくぞ!」
忠誠心ゲージが物理的に振り切れる音が聞こえそうな勢いで、鼠族たちは工房へと吸い込まれていった。
これで「生産」の自動化は完了だ。レイの手は空いた。
「さて……次は『表の顔』の構築だな」
レイは村の中央に立ち、工作(S)と建築(B)のスキルをフル稼働させた。
レイが狙うのは、シレハ村の「観光地化」であった。
「バドスのような小悪党から、王都の好奇心旺盛な貴族まで、わざわざ足を運ぶ連中をただ追い返すのは非効率だ。……せっかくなら、金を落とさせ、胃袋を掴み、シレハ村の信者にしてから帰すべきだろう?」
まずはインフラの整備だ。
土魔法(S)を発動させ、村のメインストリートを一瞬で舗装し直す。
見た目は素朴な土の道。
だがその実、地下には完璧な排水路と、歩行者の疲労を軽減する「微弱な治癒魔法陣」が組み込まれた、ハイテク・ロードである。
「シア、そこに立っていろ。……」
「――《地に満ちる理よ、我が声に応えよ。眠れる土よ、集い、重なり、縮まれ。
守りにあらず、逃れの道にあらず。 圧し合い、閉ざし、終局の形となれ。
その質量もて、我が敵を地へ還せ》 ――地圧圧縮陣」
地面が隆起し、村の各所に巨大な「櫓」が次々と建ち上がっていく。
一見すると村を守る見張り台だ。
しかし、その内部にはレイの工作(S)によって作られた「自動追尾型・広域魔導砲」が隠されている。
「観光客には天国を。敵対者には地獄を。……これがもてなしの基本だからな...」
次にレイが着手したのは、観光地の目玉――「温泉」だった。
地脈を鑑定(S)で探り、最も良質な霊脈が流れる地点を特定。
土魔法で一気に掘削し、火魔法(S)と水魔法(S)を精密に干渉させて、温度を常に42度に保つ循環システムを構築した。
「ただの湯ではない。俺の魔力を混ぜた、全ステータス一時上昇のバフ付き露天風呂だ。……一回、金貨一石くらい取っても安いものだろう」
さらに、レイの調理(S)スキルが火を吹く。
「旅の思い出は食にある。……前世の記憶にある『出汁』の文化を、この世界の魔物肉と組み合わせてみるか」
レイはシレハ村周辺で獲れる良質な猪の肉を、錬金(A)で分子レベルまで分解・再構築して、驚異的な旨味を引き出した。
そこに村で成育させたムギから作った「特製麺」を合わせる。
「……できた。シレハ式・魔導拉麺だ」
試食したシアが、一口食べた瞬間に
「……っ!? ……美、味しい……! 身体が、熱い……!」と顔を赤らめて悶絶したのを見て、レイは満足そうに頷いた。
「よし。これで胃袋の掌握も完了だ」
だが、レイの本分は「隠蔽」にある。
観光地として賑わえば賑わうほど、情報の防衛は重要になる。
レイは銀鈴草の群生地と、星屑の雫の生産所を、さらに強固な結界で包み込んだ。
「鑑定(S)と隠蔽(A)を重ね掛けした、多重偽装空間だ。たとえ賢者が訪れても、そこには『ただの崖』があるようにしか見えない。……もし無理やり突破しようとすれば、亜空間に吸い込まれて一生迷子になる仕様だ。親切だろう?」
シアは隣で笑っていた。
数日後。 村の入り口には、レイが新たに制作した「看板」が掲げられた。
【ようこそ、至高の聖域・シレハ村へ。――疲れた心に天国を。無礼な輩には地獄を】
そこへ、定期連絡のためにゼノが馬車で乗り込んできた。 ゼノは、村の入り口で絶叫した。
「な、ななな……なんですか、この場所はぁぁっ!? 門が……銀色に輝いている!? それにこの石畳、王都の目抜き通りより綺麗じゃないですか!」
ゼノが工房に案内されると、そこでは二百名の鼠族が、一糸乱れぬ動きで「星屑の雫」を量産していた。
「……れ、レイ様。この生産量は、一体……?」
「鼠族を雇った。彼らは有能だぞ、ゼノ。おかげでアストラル商会に卸す量は、今月の目標を三日で達成した」
「三日で!? あ、ああ……! 夢じゃないですよね? これだけの量があれば、王都の商会ギルドのトップに躍り出れますよ!」
ゼノは狂喜乱舞し、山のような注文書と金貨の袋をレイに差し出した。
「レイ様、貴方が神でも悪魔でも……私は一生付いていきます! この雫を王都中にばら撒き、すべての貴族の財布を空にしてみせましょう!」
「ああ、だが、流す量は調整しろ。その方が価値が高いからな。……それとゼノ、王都の連中に伝えておけ。シレハ村には『温泉』と『絶品料理』がある。……ただし、案内状(招待状)のない者が勝手に踏み込めば、村の入り口で『ゴミ』として処理される、とな」
レイは冷徹な微笑みを浮かべ、新しく建てた櫓から、はるか遠くの王都の方角を眺めた。
「隠蔽の時代は終わった。天下を獲るためのインフラも、これで整った。これからは、世界にmeが出る時だ……。」
石畳の道を、鼠族たちが笑顔で走り回っていた。
「……さて、シア。ラーメンのおかわりだ。次は『こってり』を開発するぞ」
「レイ。私は「食べる」だけがいいわ……」
シアの呆れたような、それでいて楽しそうな言葉が、魔改造されたシレハ村に響き渡っていた。
【お読みいただきありがとうございます!】
次話は、ついに戦の予感!? ブックマーク、ありがたいです!
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「ふっと二言:少し、投稿が遅くなってしまいましたが、本日もよろしくお願いいたします!レイは王都での「星屑の雫」の大ヒットと「世界に名を残す」という目的のために、ついに村を魔改造!中を魔改造したので、勿論、次は....」
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
――――――――【他作品も全力執筆中!】
更新をお待ちいただく間に、こちらの作品もご一読いただけると幸いです!
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【無双×成り上がり×成長×魔法×猫×勘違い×コメディ】→「人生」を得るために「猫生」で無双する、勘違い無双譚です!
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【戦×無双×成り上がり×領地経営×魔法】 → 成り上がり無双譚です!
⇧※本作です。これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!




