表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/68

第46話 おじいちゃん神様じゃない①

お待たせ致しましたー

「さーあ、お立ち会お立ち会い!! 我らが、神が披露してくださる舞が始まるよ!!」



 広場の中央にあるっぽい、大きな舞台があったんだけど。


 司会者みたいなエルフの兄さんが、大声でそんなことを言ってたわ。


 ミディアちゃんは……魔法って言ってなかったかしら?


 今は人混みならぬ、エルフ混みでいっぱいだから……ミディアちゃんはアタシに話かけられない。


 根付けのアタシじゃ、だんだん視界が下にいくと思いきや。


 ミディアちゃんが、帯から外して……かんざしのように、頭を髪にさした?


 一気に前が見えたわん。



『……ありがと』


『こんくらいええよ』



 そのやり取りだけしたら。


 一気に、騒いでいたはずの……エルフ達が静まったわ。


 何事? と前を見れば。


 舞台の上に……炎? が浮いてたわ!?


 赤い……火の玉?



「……此度は楽しもうぞ」



 しわがれたおじいちゃんとかの声じゃない。


 拡声器使ったように……会場に響いたのは、めちゃくちゃイケボだったわ!?


 びっくりしていると……火の玉から手足のようなものが伸びて。


 形ができて、ボォ!? と音が大きく聞こえたら!!


 赤い長髪が綺麗な、美形な男になった!?


 誰あれ!?



「……神さんやで?」



 ミディアちゃんが、アタシが驚いているだろうから……こっそり伝えてくれたんだけど。



(信じられるわけないでしょ!?)



 なんで、普段からあんなイケメンじゃないのよ!?


 心臓ないけど……ときめきで爆破しそうよん!?


 推しのコンサートで、着飾った推しへのコールをしそうなくらい……テンション爆上がりだわ!!


 キャッキャしたいけど……あれはおじいちゃん神様。


 ダブらせて見てみても……全然同一人物に見えない!!


 おじいちゃん神様らしい、美青年は持ってた扇子をはらりと開き。


 自分の周りに、幾つものちっちゃな火の玉を出したわ。たしかに……それは魔法ね?

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ