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第24話 意識漂う

お待たせ致しましたー

 ……どこ?



 どこ……?



 アタシは、どこに……いるの?



 熱くない



 寒くもない



 ただ……ただ、感じるだけ



 何かに、憑依しているような



 そんな感じがするだけ




 くるくる、くるくる



 回って回って



 巡って巡って



 次の行き先が決まるような



 次の場所が、決まるような



 そんな……当てずっぽうだけど、なんか自分でわかった



 だって……アタシは死んでいる



『AKIRA』だった、自分はいない



 どこ……どこ?



 次は……どこなの?



 アタシはどこに行けばいいの?



 パン釜



 ピザ窯



 オーブン



 羽釜



 茶釜




 これらのどれか?



 もしくは、どれでもない?



 どこでも……いい



 正直言って、どこだっていいわ



 だって、アタシは……もう『AKIRA』じゃないから



 ただの……『存在』でしかないから



 ぼんやりしていた、意識が浮かんでいくようだわ



『次』が、決まったのかしら?



 出来たら、あのエルフ芸妓ちゃんとこがいいわ



 熱かったけど……居心地良かったもの

次回はまた明日〜

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