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第2話 適応力

お待たせ致しましたー



 声よ届け!!


 動け、アタシ!!


 頑張って、気持ちだけは奮い立たせているんだけどぉ!?


 うんともすんとも動かないわ!?


 やっぱり、意識はあっても……アタシはパン釜に転生しちゃったわけ!?


 体が釜に埋まっているにしては苦しくもないし。



「ふふ。美味しくなぁれ」



 のんきな女ね!


 アタシはこんなにも頑張っているのに!!


 相変わらず、頭あっちぃんだけど!?


 焼けるんだけど!?


 いいえ、女がさっき言ったのが本当なら……アタシで『食パン』を焼こうとしている?


 食パンってどう焼くの??


 昼夜逆転生活がルーティンのアタシが観るテレビ番組……限られていたのよねん?


 動けないし、あっちぃけど死なないなら……って。


 ちょっと……ちょーっと、興味持ったわん。


 どのみち死んでいるなら……下手に慌てず状況把握よん!!


 ラノベとかコミックでもあったじゃない?


 冷静になれるんであれば……それが武器にもなるって。


 目……は見えるのかしら?


 パン釜だけど、聴覚に触覚に温感はある。


 なら……他も出来るかもしんないわ!!


 ホステスの話術は役に立たないけど……判断力は鈍っちゃいないわ!!


 ゆっくり……気持ちだけ深呼吸して、目を開くイメージをしてみれば。


 色、映像が目に飛び込んできたわ!!?



『……は?』



 日本じゃない?


 旅行で行ったヨーロッパとかでもない。


 だって……アタシの目に映ったのは。


 うさぎ耳としっぽがある、ふわもこのファンタジー満載の女が四角の箱を持ってこっちに来ようとしていたんだもの!!


 後ろに見えた窓には!?


 ちっちゃいけど……ドラゴンが見えたんだもの!!?

次回はまた明日〜

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