表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/68

第15話 恋愛観点

お待たせ致しましたー



 ぐつぐつぐつ



 ふつふつふつ




 しばらく……実際には出来ないけど、ゼーゼー息切れながら焦りに焦って。


 落ち着いた頃にもまた、音は相変わらず聞こえてきたけど。あっちぃし、汗だくだくだーけーど。


 いい匂いも声もしないのよねん?


 今度もまた、獣人(ちゃんとくん?)の世界にループして転生しているわけぇ?



(……しかし、あれはショックだったわ)



 うさぎとオオカミ!!


 なんで!?


 草食と肉食が!?


 イチャイチャ出来るわけぇ!?


 意味わかんないわ!? ファンタジーだからって、なんでもありぃ!!?


 ってか、彼女いてもおかしくないわよね……あんなにもイケメンくんならぁ。うさ耳獣人ちゃんが相手なのが、解せぬだけど。



(……けど、そうね。アタシは言えたことじゃないわ)



 トランスジェーターだし。


 オネエ口調だし。


 女は恋愛対象外だし。


 種族違いだけで、ちゃんと普通の恋愛してるあの子らの方が……ずっと健全だわ。


 とは言え……これからどうすべきか。


 今回で……四回目? だけど、今度はどんな場所に転生よん?



「どぉーれ?」



 声が聞こえてきた!?


 今度は……あんまり若くない?


 ちょっとおばちゃんって感じね?


 アタシは、だいぶ慣れてきた『目』を使ってみようとしたんだけど。



(あっちぃいいいい!?)



 ちりっと。


 ジュワッと!?


 熱が上がって、あっちぃいい!!?


 下から? 今度は下からあっつくなっているわぁ!!?



「うんうん、まだ水気多いねぇ?」



 おばちゃんの声が遠くなっていく時に……ちょっとわかった。


 アタシ……今度は煮炊き釜なの??

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ