表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ロケットランチャーを渡された歩兵の大まかな流れ

作者: みくた

 まず行動開始前、上官よりロケットランチャーこと110mm携帯対戦車弾を割り振られる。

 この時点で大多数は小銃などの基本装備を纏った状態からの重量物追加にげんなりする。しかし、自他ともに認めるマニアな私は少しばかりのげんなりと、「火力の高い武器を任せていただき身が引き締まる思いであります!」と口に出したらドン引きされるような気合が入っているのであった。


 行動開始後、少しして・・・

「はー・・・はー・・・」

 やっべぇ、きちぃ・・・

 背中の重量物に忌々しさを感じながら、息を切らしよたよたと前進する隊列の最後尾を走る私。

 これに関しては誰しも同じようなことになる。


 そして敵と接触、戦闘開始。

 私はやっとの思いで部隊に追いつき、味方のドンパチを聞きながら、無線機に吠える指揮官の背後で息を整えていた。

「敵戦車出現!」

 前方から報告が飛んでくる。

 それを聞いて私の殺る気スイッチがオンになる。

「対戦車火器前へ!」

「野郎ォォォぶっ殺してやらぁ!!」

 指揮官の号令を聞くや否や、殺戮マシンと化した私はロケットランチャーを抱え射撃位置へと全力疾走した。


 その後はロケットランチャーによって敵戦車は撃破。部隊に前進命令が出されたところで戦闘訓練の終了を告げられ、私は真っ白に燃え尽きたのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 殺る気スイッチが入った時の反応が面白くて良いですね。 「コマ〇ドー」のベネッ〇さんや「ド〇えもんだらけ」の回における「きゃあ自分殺し」の遣り取りを思い出しました。 [一言] 御経験に基づく…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ