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兄妹陰陽師の諸事情  作者: こまつ
3/4

第一話(2)

執筆

2021/08/22

「そういえばまた最下位らしいな」


そう言うと隼人はクスクスと笑い出す。


「………逆になんで隼人はそんなに点数取れるのよ。」


「……天才だから?」


「自分で言うな」


しかし藤原隼人は天才だ。

勉強ができるというのもあるが陰陽師としてもそれが言える。


かの安倍晴明の生まれ変わりとまで言われるほど陰陽の才が色濃く引き継がれている。


分家の私達ではあるが兄である隼人は注目されている。16歳という若さで式神召喚はおろか、陰陽五行の才を持っているらしいのだ。


基本的に全ての人は火、水、風、土、雷のいずれかを性質を持っている。


私が知る限りでは現在陰陽師最強と言われている63代目頭首である齋藤藤一郎が3つの性質を持っている。


それでも多い方で5行全ての性質を使えるなんてありえないのだが……。




「……なんだよ」


「なんかムカつく」


「はぁ?」


対してわたしは僅かばかりの風の性質のみ。

きっとへその緒が切れる前にこいつに私の全ての性質を奪われたのよ。



深夜帯、魔除けの結界を貼り、引っかかった妖怪などを退治する。


これは意外にも有効で最近ではお化けや妖怪なんて見るものも少なくなり、現在の陰陽師なんてただの都市伝説なんて言われたりしている。


これが私達の仕事である。

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