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『RⅠ.3』転生先の雇用条件と不合格者の処遇【勤労感謝の日】

『あ”あ”あ”ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

『痛い!背骨が!椎骨が!なんだっこの真っ赤な世界はっ!?』


ヌメっとした薄黄色い粘膜と赤く柔わらかい場所で石像は覚醒する

背骨に激痛が走知ったかと思うと見慣れない場所に只混乱し、

数分経ち痛みに慣れると状況確認をする


『手が小さい!?ブヨブヨしてるっ!くそっ!出してくれっ!』


迂闊な判断から気が触れ小さい四肢を大きくを振った瞬間

外からハウリングした奇声が聞こえる


「あ”あ”あ”ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


なにも分からない状況に困惑しながらも更に良く状況を確かめると

自分の腹に管が付いていた、管に手を伸ばして引きちぎろうとする


『何だこれ、キモチ悪い!うあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

『イダイッ!イダイ・・・』


「がんばって!呼吸して奥さん!」


ハウリング音が消え音の膜が消えるとまぶしい光が自分を照らした

女!人だっ!緑のエプロンをした女に持ち上げられると布に包まれる


「大変です!この子へその緒がないっ!出血してるっ!外科医の先生呼んで!早く!」


布に包まれて、出血し・・・気絶した

ここから6歳までの記憶は殆どない・・・

石橋どころか自分自身の出産に自分が立ち会っただけでノイローゼだ


もし産婦人科医に就職するとしたら「大量の血や悲鳴を見聞いても大丈夫、

裸眼で中から見てきたから」と書けるのは俺だけだこんなに魅力的な人材はいないだろう

ともかく俺は人生2週目デビューを果たした


生まれは中流家庭、年収1000万安定給福利厚生保障・環境は悪くない放任気味では合ったが虐待はない

近所や友人関係も割りと広く深い、ただ、親兄弟が訪ねてきたり紹介しに行ったりはない

イラついた事といえば赤ちゃん言葉で話してくる事だろうか、まあ俺の苗床として勤労してくれるんだ

他人が自分の為に頑張ってくれてると思えば多少感謝も沸いてくる・・・かもしれない


石橋として此れは良い結果の1つだ、幸先は良い


現在は父の単身赴任先で保母に介抱されながら2人暮らしをしている

小学一年生の脳みそで考えられるあらゆる”結果・功績”を残してしまった為

正直、後は中学生になるまでもうやることがない

「何でも出来る・持っている」というのは「何も持っていない」のと同じだ


マラソン・球技・将棋・絵画・コーデイング・193ヶ国語・楽器・喧嘩

1週目で目に付いたそれ等に対応する資格・賞状・は全て取った

箔も付いたが・・・


虚無

妄想の極地にたどり着いてしまった自分に

これ以上に今を言い表すに完全な答えはない


「・・・君」

「どうしたの?何で笑ってるの?」


隣の席の女の子、確か名前は


「相川さん留添くん、お喋りしないで先生の話聞いてねー」

「「はーい」」


くそっこっちまで怒られた。良い子ぶって成績もいいから目立ち安いのか

頭だけ大人なのも考え物だな「はい」と「いいえ」以外の事を言えば

大人ぶった面倒なガキと思われて3者面談を、果ては発達障害も疑われかねない


実際何も悪くないのに女子達の虚言で一度謝るハメになったそれからは

どこかナメられている気がする、かといって大人が見ていないところでそんな事を繰り返せば

生徒同士でウワサが広がって相手にもされなくなるだろう


「来週は課外授業をします。皆のお父さんお母さんにはもう話してありますが」

「この3日間の間、他校の子と一緒に自然について学びます」

「大事な事3つだけ再確認するからねぇ、まず1日目のお昼ごはん、登校時間は6時」

「それから1班に1つ携帯を持つ人を決めて、先生の所に集まってください」


へぇ、今の学校ってスマホもたせるのか・・・PCの代わりにググれるな


~当日~

「はーい、皆お父さんお母さんにバイバイしてねー」

「「「ばいばいーい」」」


我父は、送り出しには参加せず忙しそうに仕事へ向かってしまった

まあいいこれから3日間スマホ漬けで過ごしてやる

学校から2km行った所でバスが止まった小児生徒用の臨山学校の様な施設が2つ



今日という日が来るまでは



小学生になってからは、食事と掃除以外では部屋に来ないこの間を見計らって

父の壊れたパソコンを修理すべく日夜PC書籍を読んでいる



同じルデイクス↓まだまだやることがある少なくても私には


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