第2話 【治そうとしたら逆に殺した】
今日もきょうとて頑張って更新!!
頭が痛い、体がしびれというか、不快感に包まれる。
俺はまた別の場所に移動したみたいだ、背中がさっきと変わりひんやりしていてどことなく空気が重い……周りからは布がすれる音が聞こえなにかぶつぶつしゃべる声が聞こえる、一体なにが?
「我が新しい肉体よ、新たな器よ、我を受け入れ定着せよ。そして我に新しき力を!!」
「う、うーん」
俺は目を開けると白い煙みたいな塊が俺に向かってくる!!
「う、うお!」
俺は塊を振り払おうと腕を振るう!!
「グエッ」
俺の腕になにか当たった感触がする。
煙の塊は右にすっ飛んでいった。
「な、なぜ仮の器ごときが動き、言葉をはっし、あまつさえ我を拒絶するのだ!?」
「煙が喋った!?」
「ええい!!おとなしく我を入れるがよいイレギュラーな器よ!!」
煙がまた突っ込んでくる!
俺は煙を掴むよう意識して腕を伸ばす、すると
「つかめてしまった」
「……!!はなせ離さぬか無礼者!!」
「離したらどうする気なんだ?」
「もちろん貴様の器を奪い主導権をこちらにするに決まっているではないか!!我のために消えるなら本望だろう勝手に我が作り出した器に生まれた意識め!!」
「……すまないがもうあんたの物じゃない、俺のもんだ、もう一度死にたくないし」
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!我の肉体は勇者どもの攻防により崩壊の危機!!あの体では長くはもたない、魔力も底をつきかけておるのだ!!貴様ごときに我の、魔王ダームの覇道を邪魔することはできぬぅ!!」
「あんたを治せないのか?」
俺は煙に向かって治ったらいいなぁと思う、すると俺の手から暖かい感覚と金に優しく光る!!
「お、なんかできたぞ?」
「ギャァァアァアァアァ!!!!!!」
煙から大きな悲鳴みたいな声が聞こえ、地面に倒れていた布がビックンビックンしている!!
「ど、どうした!?なにが」
「貴様ぁ!!貴様よくも聖系統魔術を我にぃぃぃ……」
煙が薄くなっていく、ローブからは黒い煙と焦げる音がする
「くそぉ、器ごときが使えるとは思わなんだ……抜かったわ……ここで我はおしまいか、だが必ず蘇って器よ、貴様を八つ裂きにしてくれる!!覚えておれよぉ……」
「え、なんかすまなかった!!」
煙が完全に消失し、ローブから音が消え完全に周りが沈黙に包まれた。
「なにがなんだかよくわからないが……すまない煙の人」
俺は小さく黙祷を捧げる、すると頭の中、体になにかが流れ込んできた。
【魔王の1人ダーマが死亡しました、殺した種族が進化し新しき種族が誕生いたしました。あなたは世界で唯一のユニーク種族です、おめでとうございます。それによりギフトが存在しますので後に発生いたします。次に魔王討伐により人間は勇者になりますがそれ以外は新しき魔王となります、ここに新しき魔王、ハオが誕生いたしました】
『魔術【ドレイン】が自動で発動しました、ダーマの一部ステータス、スキル、魔術等を吸収しました』
……は?
どうやら俺の種族が変わり勝手に魔王とされたらしい。
ドレインでなにか奪ったようだし……
女神様、波乱万丈過ぎてどういうことなのでしょうか……?
主人公
キルカウント・1
ちなみに今回間違いで殺しましたし地盤が固まっていないためまだ葉緒君は殺さない決意をしておりません。
いつになったらダンジョンマネジメントまでいけるのかしら?
こうご期待!!次回をお楽しみに!
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作者に気軽に絡んできても大丈夫ですよ。