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家路

村に戻り心配していた村長に皇女の完了書と経緯を話すとギルドに渡してくれと契約完了書と銅貨を幾ばくか貰うと馬をかえして軍馬で出発する。

しかし故郷までどう帰ればいいのかわからず。村長にもワーレン王国首都を聞いたが隣国はマーフィー皇国でありここはリネル伯爵領でありこの道を行けばマーフィー皇国にはつくが入るには厳しいチェックがあり一般の平民が出入りすることは難しいと言われてしまった。


仕方がないので遠回りして向かうことにして右側は修行した山々が連なっていたので左側へ折れるとそのまま進んだ。

ここまで来るのに馬車に乗り継いで来ていたので外の風景も覚えておらず肥沃と言えない畑を抜け森へとはいる。

すでに夕方であり野営の準備をしなければと思いながら小川を見つけると馬に水をやり野営の準備を始め、寒くもないので馬のそばで干肉をかみしめ小川の水を飲んで就寝した。


翌朝馬に乗り干肉をかみしめながら道を進め午前中には村へ到着したが果物だけ購入するとさらに馬を進める。


1週間ほどで都市に到着する。ここはゼムと言い南の要所らしく警戒もかなり重点的に行われているらしくギルドカードを見せて中へとはいる。

宿を決めて馬を預け銅貨を支払うとギルドへ向かった。


大通り沿いに2階建ての木造の建物であり中へはいると昼間なのか閑散としている。

私はふくよかな女性の前に立ち村長の依頼完了書とギルドカードそして依頼したときの銅貨を渡す。

カードを見て私をちら見する。カードを更新したらしく返されると故郷への道を聞く。

皇国を通れば1ヶ月で到着するが通行できない、もう1つの近道は龍の狩り場と呼ばれているマルギ平原であり今は龍の活発期と言うことで通行が禁止されている。

そして遠回りだが比較的なのは南蛮であるバングバングであり他に国を二つ通れば5ヶ月ぐらいで行けるがいざこざがあり危険地帯として推奨しないと、最後のは東に向かい巨大な湖を船でわたり南蛮との国境線であるアルフォ山脈を見ながらラクザ高地へ通りオルフィスの港へそこから船にのりアーヴィングの港から2国を通り抜ければと言われ4ヶ月程だが天候により船が足止めされ半年以上かかることもあると言われてしまった。


私は仲間がいるわけでは無いので南蛮は無理なので最後の道を選択する。

商業キャラバンが明日出発するので同行したらどうかと言われたので時間を聞くと町へ出る。

武器屋に向かい馬上で使う弓と矢をそれとハルバードを購入する。

防具屋にも行き小さくなった革の鎧を売り新しい革の鎧を購入して明日からの旅のためにポンチョや寝袋そしてテント等を購入して最後に保存食を買うと宿へと戻る。

夕食はエールと焼肉で済ますと寝てしまう。


翌日軍馬に荷物を積み終わり弓を鞍にくくりつけハルバードを脇に挟むと正門の広場へ向かう。

商業キャラバンは100台にもなり順次出発していき私は一番後ろからゆっくりと出発した。

畑が広がりのんびりとした雰囲気で隊列は進み、この街道がメインなのかすれ違いも多くいく村々では賑わっており宿も満室になっており私はテントで休みをとり簡単な食事を済ますと出発する。


だんだん隊列の前に進み警戒と興味の目でみられていたが気にせず進む。

後3日ほどで湖畔の港へ到着すると言うところで南側の斜面からサーベルタイガーが3頭おりてきて、馬は暴れだしてしまい悲鳴が上がり護衛の冒険者が迎撃に向かっている。


私は護衛がいるならと様子を伺うと冒険者は6人が二組、後ろからも6人が3組走ってくる。

サーベルタイガーは速度をあげさらに迫ってきており前衛の2人ずつが盾を構え後方は弓を構える。

弓を放ち矢が飛んでいくが避けられるか分厚い毛皮に跳ねられ前衛へ襲いかかる。


止められるかと思ったが3mは越えるサーベルタイガーの突撃を押さえられず1人の前衛が倒れてしまいそのままお互いが回転して後衛へと向かう。

サーベルタイガーは冒険者を撥ね飛ばし着地すると後衛へと襲いかかりなすすべもなく殺されていく。

ようやく二組が到着してそのサーベルタイガーを囲んで牽制しながら隊列からなはしていきもう一組も到着すると動きを押さえる。

黄色い毛を赤く染めていくと大きく吠え3頭でかたまり牽制すると山の上で心臓を鷲掴みにされるような吠える声が聞こえた。


山のいただきに今までの3頭とは比較にならない倍の大きさはあるサーベルタイガーで山の主といっても過言ではない。

一気に下りはじめると距離が嘘のように無くなり冒険者は三組が3頭と戦い、下ってくる巨大なサーベルタイガーには二組が向かう。


私はハルバードを脇に挟み込み前方に突きだし山の方へと上がっていく。その間も戦いは続き1頭は倒すことができて歓声が上がる。しかし巨大なサーベルタイガーは2組の冒険者を飛び越え荷馬車へと走り襲いかかり悲鳴が上がる。

二組は慌てて反転すると悲鳴をあげながら逃げ惑う人々の波にのまれてうまく動けないようで、その間も命を食われていく。


残りの2頭のとどめをさそうとした3組は注意を削がれ逆撃を食らってしまい3人が倒れてしまうと、前衛がいなくなったパーティーはバランスを崩して自分の命を守るのが精一杯である。


私はその2頭のうちまだ元気なサーベルタイガーに向けて軍馬を走らせた。その間にも後衛一人が大きな前腕の爪で怪我を負い倒れてしまう。

その向こうではやりたい放題のサーベルタイガーが馬を引き裂き大きく吠える。


私は目の前のサーベルタイガーに集中して左前腕のつけねに向け脇で押さえたハルバードを突きだした。叫び声が上がり鎗先は根本まで埋まりそのまま崩れ落ちる。

私は飛び降りると刀を抜き首筋に刺しこみとどめを指す。


もう1頭はようやく冒険者が倒しきる。しかしながら仲間を殺されたサーベルタイガーは荒れ狂い右へ左へ飛びかかり被害は広がっていく。

私はハルバードを抜くと馬へ跨がり様子を見る。

ようやく冒険者がサーベルタイガーを押さえ込み前足の攻撃を盾でいなして防いでいるが攻撃が当たるわけでもなく矢があたっても弾き返されるだけだ。

一人だけいた魔法使いが魔法を完成させるとファイヤーボルトが放たれ肩に命中するがただ怒らせた状態であり戦士の攻撃を気にもせずその魔法使いへ襲いかかり体を噛みつき持ち上げる。

泣き叫ぶ声が響き渡り私はハルバードを構えると再度突撃を開始した。骨が砕ける音が響き渡り沈黙が訪れる所へ私はサーベルタイガーの右足にハルバードを突き入れるときに気を流し込み先端で爆発させる。


悲しみと怒りの叫び声があがり右足の途中がものの見事にえぐられており私はそのまま左へとまわり山の方へと一撃離脱する。

サーベルタイガーは怒り狂い口の長い牙で冒険者を噛みついて放さず他の冒険者が切りつけてもきにはしてない。戦士のような力のある職業ならいいが後衛の職業では致命的なダメージを与えられず悲壮な叫びと共にまた一人と餌食になり、私は旋回するととどめとばかりに突撃を再開する。

サーベルタイガーは近場にいる者をやたらと攻撃しており周囲には意識を配っておらず私がギリギリ近づくまで気がつかなかった。

私に向け大きな口を開いて片足で飛びかかってきており私は馬を相手の怪我している右足側に進むのを変更して牙のある口に向けて気を送り込んだハルバードを繰り出し横ギリギリを駆け抜けていった。


馬を左に旋回しながら見るとゆっくりと顔を地面に落として動かなくなる。

そのまま旋回してサーベルタイガーの首もとへ戻り馬から降りると刀で再度とどめを指す。

顔の正面にまわり口に刺さっているハルバードを抜くと鎗先は亀裂が入り斧の部分しか使いようは無くなっており気を通して使えば武器はすぐダメになると言うことを改めて認識させられた。


倒した証拠の大きい牙をナイフで掘り起こし2本手に入れると鞍に結びつける。

先程とどめを刺したサーベルタイガーの牙も回収すると家族や仲間等を殺された冒険者や商業キャラバンの人々は親類を探し泣き崩れており、私はため息をつきながら出発をしようとしてると影が足元にありそちらを向くと冒険者の生き残りが立っていた。


私はフードの奥から彼らを見ると弓を構えた冒険者が、

「なぜすぐ助けなかった。アンディやバルガスが死ななかったのに貴様が見ていたからだ。」

そう私に悲しみと憎しみの顔を向け、クレリックなのだろうメイスと小さな盾を装備した女性も

「そうよ私達を囮にしてサーベルタイガーを倒したくせにミリーを返して」

そう叫びながらこちらへ歩いてくる。

私は体に気を流して備えていると横から、

「まて、まつんだ。」

そう言うとそれが矢を放つタイミングになったのか私に飛んでくる。


私はナイフを抜きながらナイフで矢を撥ね飛ばし一気に駆け寄り顔面に蹴りを入れながら女性のクレリックの首に腕をからめ首もとにナイフを突きつける。

男がそれを見て止まったので蹴られて倒れた男にとどめとばかりに蹴りを顔面に入れて気絶させた。


私は無言で見つめると鎧を装備したファイターらしい男が、

「まて、誤解だ敵対するつもりはない、ロミーを放せ」

そう言いながら私をなだめようとする。怒りはさほどないが攻撃してきたことに対する当然の行動であり私はこれを緩めるつもりはない。

男が必死に説得していると他の冒険者も気がつき私のまわりに集まり集まりはじめ商人とその家族も、私が人質を捕っているのを見て口々に

「放せ、卑怯者め、もっと早くくれば息子は娘は死ななかったのに」

そう次々と叫びながら迫ってくる。


私はとっさに鞍の上にクレリックを投げあげ馬にまたがると一気に人混みへと走らせる。

叫びながら人々が左右に別れると私は突破して東へと走り去った。


そのまま走り続け二日後の朝には港へと到着すると門番に罪人の一人だと引き渡し馬を預け証拠のサーベルタイガーの牙を持ってもらい衛兵と共にギルドへ向かう。

ロミーと言う冒険者は蔵上で約2日ほど揺られていて衰弱している。


ギルドへ入り衛兵が職員とはなすと中へと通される。

ギルドカードを渡すと衛兵の他にギルド長が集まり審問会が始まり

私はまずそこで起きたことを話し証拠のサーベルタイガーの牙やハルバードをわたしていく。

いくつか質問を受けると私の頭よりも大きい水晶がが運び込まれギルド長から、

「今回は多数の死傷者が出ているのでこの心影の鏡と言うマジックアイテムを使う。手をおき私の質問に答えなさい」

そう言われ手を置くと先程の質問を繰り返し、護衛の依頼を受けたか、目的地は、一人旅か、色々答え問題なしと言うことで証人を尋問するので別室で待機そう言われ職員に通される。


その日と後2日はそのまま待機をさせられているとどうやら商業キャラバンが到着したらしくキャラバンの長等が連れてこられているらしい。

すぐに審問が開始されているようで私はさらに2日待たされる。


ようやく呼び出されると審議が開始され広いはずの会議室は関係者であふれかえっており入ってくる私を睨み付けている。

ギルド長が座ると今回の事を話はじめ、私に関しては

「ギルドで依頼は受けておらずキャラバンを守らなければならない義務はない同時にキャラバンからは報酬はでない。以上の事から責任はない。」そう締め括り他の人に関して順番に伝えていく。


キャラバン長は暴動を起こした人員を止めなかったと言うことで罰金、その他私を囲み殺害しようとした人々は未遂とはいえ殺人をおかそうとしたと言うことで3ヶ月の独房入と罰金、ロミーに関しても前文と同じ、矢を私に射ったベントと言う青年はギルドカードを取り上げ殺人未遂でも実行したと言うことで5年の強制労働と全財産を取り上げ私に対する見舞金として同じグループの仲間にもそれぞれ見舞金として私に支払うようにと言う事を伝えると、キャラバンの人々はギルドからの審議結果に怒り私を罵り暴れはじめ衛兵に次々と取り押さえられて連れていかれてしまった。


職員から見舞金と牙はどうするか聞かれ私は換金をお願いする。

どうやらサーベルタイガーは忘れた頃に旅人などを襲っており討伐の依頼を何度か出していたが山のかなり上にいるのでうまくいっていなかったのでその分も追加でと言われギルドカードと金貨を渡され、早めにここを去った方がいいといわれたので一番最初に出る船にのせてもらい軍馬を載せて出港した。

船内で料金を支払い景色を見る。右は山脈が続き左は森が続いており大きすぎてわからないが三日月の形をした湖で5日もかかり端まで到着する。乗船料金を支払えなければ森側の道を1ヶ月近く進むしかない。


今回のキャラバンの被害は馬車30台と死傷者は100人を越え集団で動く方が安全だと言う常識をくつがえされ逆に集団なのでこれほどの被害が出たのではという意見が出ているようだった。


ようやく対岸へ到着すると私はやなことから離れたいとすぐに出発しはじめる。

馬車とのすれ違いは多く田舎道とは思えない位でそのまま山脈と山脈との間のレグザ高地へと長い坂をのぼり始める。

空気は薄くなり不用意に動くと息苦しくなり涼しいから寒いへとかわりはじめる。


何度か雪豹等に遭遇したが警戒しているだけで特に問題なく下高地の村へと到着するとさすがにうっすらと白くなった地面に寝るわけにもいかず宿へと入る。

ここから上高地を抜けなければならず、冬場は家の2階の高さまで降り積もる雪だが夏は草花が咲き乱れ美しい景色と言いこれからが春真っ盛りということであった。


しかし雪がなくなったはずがまた寒さがぶり返しており足止めされていると言われ、もう少しすれば雪もなくなるはずだと言われた。

私は馬にも防寒用の装備をさせなるべく軽装でと思いながらハルバードを売り払い準備をすると翌日早朝に出発する。


雪は無いが霜がおりており踏みしめるたびに音がなる。

徐々に雪が降り始めており異常気象という認識でしかなく足早に冬場に使われている避難小屋へと急いでいく。

何時なのかもわからずようやく到着して石造りの小屋へと馬を連れ入ると中に置かれている水と飼い葉を馬に与え私は暖炉に火をいれる。

それから3日ほど足止めを食らってしまい雪も1mほど積り次にある避難小屋へと急ぎ向かうことにした。


軍馬に防寒用の毛糸で編んであるカバーを着けると巨体の軍馬でも膝上に来てしまう。

道の目印として立ててある棒と赤い布を目印として馬を進ませ、午前中は晴天だが午後から山の天気は崩れると言われているので急がせた。

山はガスってきており徐々に雲がかかり始め雪がちらつく頃に次の避難小屋まで到着することができた。


中には先着がおり雪で足止めをくらっているらしく、商人二人組と奴隷として連れているらしい兄と妹と、貴族であろうか若い男女とお付きの者が8人程が暖炉の前に陣取っている。


私は馬の雪をはらうと後ろの荷物から飼い葉と水を与え蹄を点検するとようやく一息つけた。

暖炉へい行きたかったが揉め事になるのはごめんなので濡れた装備を乾かして何時でも出発できるように準備をする。

小屋の端で寝ると遅くまで貴族も商人も起きておりいい迷惑だと思いながら就寝した。


翌日も雪は降り続いておりこのままいけばここに閉じ込められると思い仕度を始めると商人達が、この雪は例年よりも全然早く降っておりしばらくすればおさまるのではと言っていたがすでに1mは越えており早めに出発しないと閉じ込められる事にもなりかねないと準備を続けた。

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